黒田先生の授業プリント「ロシア語用語・表現集」の続き
これは何格ですか?
Какой это падеж?
この言葉の同意語は何ですか?
Что синоним этого слова?
この言葉の反意語は何ですか?
Что антоним этого слова?
この単語はどういう意味ですか?
Что означает это слово?
この文を他の言い方で言うとどうなりますか?
Как можно выразить это предложение по-другому?
この単語の元の形はどうですか?
В какой форме дано это слово в словаре?
この単語の単数変化(複数変化)はどうなりますか?
Как склоняется это слово в едниственном (во множественном) числе?
この文を簡単に言うとどうなりますか?
Как можно выразить это предложение по-проще?
このプリントはある学期の最初の授業で配られて,「必要に応じて使います」とのことだったが、ロシア語の方はそんなに使わなかった。
勿論、日本語でのこういう質問は授業でいつもされていた。
授業の最初に、前回の授業内容を覚えているかどうかの小テストがあって、順不同でどんどん質問される。
格変化や動詞の活用を間違えると(特にアクセント)、「それじゃセルビア語だよ」とか。
あるときは「あなたはブルガリア語が最高とか思っていませんか?格変化なしで済むからって。ブルガリア語にはブルガリア語の難しさがありますけどね」と強烈な皮肉を賜った。
・・・なんて書くと、意地悪な嫌な先生に感じられてしまうかもしれないが、正反対の、とっても楽しい授業だったのだ。
「次回までにこれだけ覚えておきなさーい!」と明るく言われると、そうしないわけにはいかなかった。
(残念なことに一旦覚えたものも相当忘れてしまったが。)
黒田先生の授業ではは、ロシア語にふりがなをつけることは許されなかった。
(黒田先生に限ったことではないが。)
それと、単語を覚える時に駄洒落で語呂合わせをすることも「発音悪くなりますからね」とにべもなかった。
ふりがなにしても、語呂合わせにしても、「発音が悪くなる」と言われれば、確かにそのとおりだとは思う。
(でも、言葉の魔術師コースチャくん※は止めどなくジョークを飛ばしていたのではないだろうか?)
※『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』参照