4월10일(일요일) 텔레비젼에서 영화"남자는 괴로워"를 봤어요.이 영화는 일본 영화의 명작 중의 하나에요.
오늘은 1971년의 제6화가 방송됐어요.감독의 山田洋次 씨가 올해 감독생활 50 돌이래요.
저는 1970년대의 일본 영화가 너무 좋아요.
「男はつらいよ」を"남자는 괴로워"と書いてみましたが。今年は山田洋次監督の監督生活50周年だそうです。日本映画を代表する監督といえるでしょうね。
時代が変わっても人間の営みの核の部分にある喜怒哀楽はきっと変わらないでしょう。それをどんな手法で描いて見せるか、その技術や方法論こそ変わっていくでしょうけれど。
内田樹さんがメディア論のなかで、メディアを評価する基準は「その情報にアクセスすることによって、世界の成り立ちについて理解が深まるかどうか」だとおっしゃってました。「知的な価値」を提供することがメディアの役割だと。
確かにそういう面があって、それは娯楽作品にも当てはまると思ってます。山田洋次監督の描く家族と個人の関係、個人と社会の関係は、批判精神と問題提起を含んでいて、笑いながらもそれだけで終わらない、人間の営みの核に残るものがあると思います。
寅さんというアウトサイダー、ゴジラといアウトサイダー、ドラえもんというアウトサイダー、日本人の創作物には様々なアウトサイダーが登場し受け入れられてきました。
島国の民にはそんなアウトサイダーへの興味・畏怖・憧憬...いろんな感情がないまぜになっているんだと思います。と、これは私の持論ですが。
津波・地震・原発、どれもある種のアウトサイダーです。喜怒哀楽ないまぜになった人間の営みというものが、いまそれらのアウトサイダーと対峙しています。
忘れてしまった生活の核を呼びさまし、いま一度日本をどのように再生させていけるのか、あらためて考え直す必要があるのでしょう。
最近CMで連呼され始めた「日本の力を信じてる」が「過去の成功体験を夢見てる」のではなく「日本人の感性を取り戻そう」という戦いにしていかなければ。
統一地方選挙速報を逃れて寅さんを見ながらそんなことを考えていました。
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日記がほとんどブログと化してますが(笑)。
外国語をやっていると日本についても意識的にならざるを得ないですね。
それが私にとってとてもいい刺激でもあります。
ごーやさん>
本当に。誰も責任を取らずに逃げられるシステムがいろんな分野でようやく露呈し始めたんですね。こんなだったかなと思ってしまいます。でもあきらめたら20年後の日本はなくなっちゃうかもしれない。そういう危機感はこれまで持ったことなかったですから、ここで変われるか正念場ですね。