【代替不定詞を伴った動詞群の従属文中での語順】復習です。
1.不定形を伴う動詞(話法の助動詞の他、使役動詞lassen、知覚動詞sehen)は、
完了形の文では過去分詞の代わりに原形が使われる。
a. Er hat keinen Brief schreiben können.
彼は全然手紙を書くことができなかった。
b. Sie hat ihn kommen lassen.
彼女は彼に来させた。
c. Wir haben ihn gestern schwimmen sehen.※
我々は昨日、彼が泳いでいるのを見た。
上のkönnen,lassen,sehenが代替不定詞。
2.従属文では、人称変化する助動詞の部分が次のように原形動詞の前に出る。
a. Ich habe ihm gesagt, dass er einen Brief hätte schreiben können.
私は彼に、手紙を書くことができたろうに、と言った。
b. Ich weiß, dass sie ihn hat kommen lassen.
私は彼女が彼に来させたことを知っている。
c. Er ist heute nicht in der Lage zu schwimmen, obwohl wir ihn gestern
haben schwimmen sehen.※
我々は、彼が昨日泳いでいるのを見たが、彼は今日、泳げるような状態ではない。
上のhätte,hat,habenが原形動詞の前に出ている。
※1-cは、最近ではschwimmen gesehenとなることもある。その場合は2-cにおいて
habenが原形動詞の前に出ることはない。
(…obwohl wir ihn gestern schwimmen gesehen haben.となる)