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kurimaさんの おぼえた日記 - 2021年3月3日(水)

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おぼえた日記

2021年3月3日(水)のおぼえた日記

Wednesday, 3 March 2021

(français)

La France : carrefour du monde(清岡智比古先生) を振りかえる

L25, L26 Octavian (Roumain)

*** *** *** *** *** ***

ナレーターである「わたし」がルーマニア出身の歯医者さん Octavian との出会いを語ってくれます

L25

Je n'étais pas_allée chez le dentiste depuis deux ans et la semaine dernière, j'ai téléphoné au cabinet du Dr. Blanchot pour prendre rendez-vous. Quelle n'a pas été ma surprise d'apprendre que le chirugien-dentiste avait pris sa retraite et qu'il avait été remplacé par le Dr. Octavian venu de Roumanie !
En effet, il y a de plus_en plus de dentistes et médecins roumains en France.
Pourquoi? Les jeunes médecins répugnent à s'installer dans ce qu'on appelle les « déserts médicaux », ces villes et bourgs de province où les journées sont longues, le tavail ingrat comparé aux possibilités_offertes dans les grands_hôpitaux et les grandes villes.


*** 私は2年前から歯医者さんに行っていなかった
*** Je n'étais pas_allée chez le dentiste depuis deux ans
↳『大過去』 「過去の一時点に立って、それ以前の2年間は」と言っている

ポイント① 前置詞 chez + [ 人(医師・パン屋さん・美容師・肉屋さんetc.)]
「理髪店(理容室)に行く」 Je vais chez le coiffeur.

chez le médecin (m/f) / chez le dentiste
chez le boulanger / chez le boucher

のですが、先週、予約を取ろうとブランショ先生の診療所に電話をしました
et la semaine dernière, j'ai téléphoné au cabinet du Dr. Blanchot pour prendre rendez-vous.

歯医者さんの診療所 le cabinet (dentaire)

ポイント② rendez-vous
⇒ 2020年2/4の日記
http://gogakuru.com/mypage_509679/diary/2020-02/04.html


*** ~ということを知った時の私の驚きはどれほどだったか!
Quelle n'a pas été ma surprise d'apprendre ~  ← 今日のフォーカス


先生は引退してしまっていること、
que le chirugien-dentiste avait pris sa retraite
↳『大過去』 

そして今は、ルーマニア出身のオクタヴィアン先生が着任されていることを(知った驚き)
et qu'il avait été remplacé par le Dr. Octavian venu de Roumanie !
↳『大過去』

*le chirugien-dentiste
* prendre sa retraite

実際、フランスではルーマニア出身の歯科医や医師たちがどんどん増えています
En effet, il y a de plus_en plus de dentistes et médecins roumains en France.

Pourquoi?  どうしてなんでしょう?


若い医師たちは「医療砂漠」と呼ばれる地域(ところ)に身を落ち着けることを嫌っています
Les jeunes médecins répugnent à s'installer dans ce qu'on appelle les « déserts médicaux »,

**** répugner à ... 「〜を嫌う・嫌がる」
         ↳ [名詞 ou 動詞原形 inf. ]
ここでは、代名動詞の原形 s'installer が来ている

(例文)
結婚するのは嫌なの?  Tu répugnes à te marier ?

〈ce que 〉フランス語には英語の関係代名詞 what にあたる一単語はありません
ce qu'on appelle les « déserts médicaux »
(直訳)人が「医療砂漠」と呼ぶもの
 

というのも、そうした田舎の中小の町では、一日は長く
ces villes et bourgs de province où les journées sont longues,

大きな病院や大都市で出会うさまざまな可能性に比べれば、仕事は報いのないものだからです
le tavail ingrat*** comparé aux possibilités_offertes dans les grands_hôpitaux et les grandes villes.

〈2つの名詞 ville / bourg〉
 大きさで言うと
 ville (町・都市)> bourg > village (村)

 *bourg (n.m) (市が立つ)小さめの町 書き言葉で使われることが多い

ポイント⑤ 
長い名詞句 2つに分けて

le tavail ingrat*** comparé aux possibilités_offertes
報われない仕事 提供される可能性に比べれば

dans les grands_hôpitaux et les grandes villes.
大病院や大都市で

*** ingrat(e) (adj.) 「(人が)恩知らずな;(物事が)報われない、やりがいのない」

恩知らずな息子  *** un fils ingrat
不毛な土地    *** la terre ingrate


*comparé à ... 「〜に比べて」

元々の動詞〈comparer A à B / compare A avec B〉「AをBと比較する」
その受動態と考えてよい
英語の、〈compare A to B / A with B〉ですね (清岡先生)

比較(名詞) * la comparaison
形容詞   * comparatif(ve) (adj.)
副詞    * comparativement (adv.)


** possibilités …「可能性」という単語が複数形で使われている

★抽象名詞が複数形になると、具体性を帯びる


~今日のフォーカス~

L25 疑問形容詞 quel / quelleを 使った感嘆の表現 

Quelle n'a pas été ma surprise [...] !


否定&複合過去 になっていますね
実は、この感嘆の用法の場合、なんと「肯定でも否定でも意味自体の差はない(!)」のです

で、いったん肯定の現在形に直すと
Quelle est ma surprise [...] !  「私の驚きはどれほどか」
  ↓
Quelle a été ma surprise [...] !  「私の驚きはどれほどだったか」
  ↓
Quelle n'a pas été ma surprise [...] ! 「私の驚きはどれほどだったか」

(例)
お前が生まれたとき、どんなに嬉しかったか!
Quelle n'a pas été ma joie lorsque tu es née!


本文の例 全文
Quelle n'a pas été ma surprise d'apprendre que le chirugien-dentiste avait pris sa retraite et qu'il avait été remplacé par le Dr. Octavian venu de Roumanie !

*ma surprise d'apprendre que...
*être surpris(e) de + inf.

*** *** *** *** *** ***


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しょこらーで さん
1人
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kurimaさん、丁寧なお返事をありがとうございました。確かに、スペイン語の過去形を学んだときに、点過去・線過去という言葉は、半過去よりもイメージがつかみやすいなあと思いました。
もしくは、完了・継続・過去完了などの言葉ならば、学校の授業ですでにイメージができている英語と同じで分かりやすいかな、と。
(ドイツ語は英語とよく似ています)
最近はドイツ語学習をメインにしているのだけれど、一度、フランス語に集中して学習し直してみたいです(といっても入門レベルだけどね)
2021年3月5日 15時14分
kurima さん
1人
役に立った

清岡先生も、この前の応用編でも、半過去の本質は未完了と言われていました。フランス語を教えてくださっている先生方も、教えづらいと思っていらっしゃらないのでしょうか ...。 そして、ちょっと気になっているのです、合理的な中国でフランス語のImparfaitやPlus-que-parfaitは、何と訳されているのかな~なんて。

(おそらく百年以上前の)偉大な先輩方の苦心業績に最大限の敬意と感謝!その上で、しょこらーでさんのように頭脳明晰な方をも悩ますネーミング、百五十年とかの節目で、見直したりされないのかなぁ...。← (日仏交流150年は2008年に終わってました)
2021年3月4日 13時28分
kurima さん
1人
役に立った

百年前の日本人は『半』→『半ば(まだ途中)』で理解できたのかもしれませんが、私たちは「なかば」とか普段言いませんし、『半』→『半分』と思ってしまいます。

また、『大過去』も何が『大』なのか...(半過去より想像はしやすかったですけれど)。仏西では大過去Plus-que-parfait → pluscuamperfect 過去完了 となっています。イタリア語はフランス語と文法用語が共通しているのでしょうか、大過去ですね。でも『大』には完了時制であるという情報が不足しているし、なんだかなぁ...。
2021年3月4日 13時25分
kurima さん
1人
役に立った

しょこらーでさん、コメントをありがとうございます
少し話が長くなるかもしれません、スミマセン。しょこらーでさんでも分かりにくいというのは、『半過去』『大過去』というネーミングの問題があるのではと、思うのです。明治時代かいつの時代かわかりませんが、フランス語を本邦に取り入れた偉大な先輩方が作ってくださった訳語だと思うのですが...。フランス語の半過去Imparfaitを仏西翻訳するとpretérito imperfecto線過去 と出てきました。イタリア語では、半過去のようですね

ゴガクルをはじめるときに参考書代わりに入手した、かなり前の入門編(清岡智彦先生)が入っている合冊本テキストがあるのですが、その中に半過去の本質は「未完了」と書かれていて、とても分かりやすいなと思いました。一体何が『半』なのかなと疑問だったのです。スペイン語の線過去もある意味意訳だと思いますが、線過去と言われた方が、未完了のイメージが伝わりますよね...。
2021年3月4日 13時22分
しょこらーで さん
1人
役に立った

フランス語の半過去と大過去の違いが、まだよく分かっていません… ドイツ語学習がメインの私にとっては、複合過去ではだめなの?と思ってしまいます。まだまだ修行不足ですね。
2021年3月4日 7時13分
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