おぼえた日記

2018年8月27日(月)

Episode 77 回転寿司店へとやってきた早苗とデイビッド。カウンターに並んで座る。

Sanae: 回転ずしでは、お皿の色ですしの値段が分かるのよ。
At a kaiten-zushi shop, the color of the plate shows the price of the sushi.

David: 知っているよ。I know.

Sanae: あ、そう…。あ、お茶はこのお茶碗にティーバッグを入れて…
Oh…OK. Um, to make tea, put a teabag in your…

David: だから知っているって。俺はもう4年以上も日本に住んでるんだ。余計な講釈は不要だよ。
I know. I’ve lived in Japan for over four years. You don’t have to teach me anything.

Sanae: (カチンときた様子で) あ、そう。じゃあ、もう何も言いません。
OK. I’ll be quiet, then.

早苗:ああ、おなか空いた、よし、食べよう!(まぐろの皿を取る)

David: おいおい、まさかまぐろから食べる気かい?
Wait. You’re starting with maguro?

Sanae: え?まぐろが食べたいんだけど。
What? I’m in the mood for maguro.*

David: すしを食べる順番は、普通淡白な白身からだ。
You’re supposed to start with white fish.*

(皮肉っぽく) すしは初めてかい?
Is this your first time?

Sanae: し…知っているわ。あ、あなたが知っているかちょっと試しただけよ。
No, I know that. I was just testing you.*

(まぐろの皿をコンベヤーに戻そうとする)

David: おい、おい、一度手にした皿を戻すのはマナー違反だ。
Wait, wait-you can’t put it back.

Sanae: うっ…もう分かっているわよ。いちいちうるさいな。
I… I know, David. Stop being so bossy.

(まぐろのすしを食べる)(2人の間に険悪なムードが漂う)

●I’m in the mood for maguro.まぐろが食べたい気分なの。
in the mood for ~ は、「~の気分」「~を食べたい気分」という表現です。この場合のforは「何かを求めて」というニュアンスの前置詞です。逆に「今日はまぐろって気分じゃないな」というときにはI’m not in the mood for maguro today.と言えばよいでしょう。
A: What kind of food are you in the mood for tonight?
(今夜、どんなものを食べたい気分?)
B: I feel like chicken.(チキンの気分)
という答え方もできます。forの代わりにto不定詞をとって「~する気分じゃないんだ」という使い方もします。I’m not in the mood to talk to anyone.と言うと「誰とも話す気分じゃないんだ」ということです。

●You’re supposed to start with white fish.
be supposed to…は「~することになっている」という表現です。一般的な想定、義務、決まりごとがあるという意味です。「すしは白身から食べるのが普通だ」と言っているのですね。

●I was just testing you.
「ちょっとあなたを試しただけよ」と早苗が言ったセリフですが、少し怪しいですね。
I was just ~ingは過去の行動を説明したり弁解したりする言い回しです。It was a test.とはっきりした言い方もあります。

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