おぼえた日記

2013年9月12日(木)

这个颜色太鲜艳,有没有其他颜色的?
http://gogakuru.com/chinese/phrase/31267?m=1


★ 訳本読了 : モリエール『人間ぎらい』(Molière, Le misanthrope)

<気になった箇所> 
第2幕第5場、新潮文庫 61頁(但し 仏文はActe Ⅱ Scèine Ⅳ)
http://www.toutmoliere.net/acte-2,405470.html#scene_iv

馬鹿言っちゃいけません。あなた方こそ僕に非難さるべきです。あなた方がお世辞たくさんに笑うんで、奥さんはついお調子に乗って、今のような悪口をおっしゃるんです。奥さんの皮肉ずきな性質が、あなたたちに阿諛追従というよくない甘味をもられて、焚きつけられどおしに焚きつけられているんです。あなたたちがやんやとはやしたてなかったら、奥さんだって、こんなに人を冷やかす気になれないはずだ。人間がしたい放題をする責任は、どんな場合だって、阿諛追従を事とする者が負わなければなりませんよ。

Non, morbleu(古:忌々しい!糞くらえ!), c'est à vous ; et vos ris complaisants tirent de son esprit, tous ces traits médisants ; Son humeur satirique est sans cesse nourrie par le coupable(非難すべき、罪に価する) encens(敬意、称賛、追従) de votre flatterie ; Et son cœur, à railler(嘲る、からかう、茶化す), trouverait moins d'appas(魅力、惹かれるもの), s'il avait observé qu'on ne l'applaudît pas. C'est ainsi qu'aux flatteurs, on doit, partout, se prendre(抱く、抱き始める) des vices où l'on voit les humains se répandre(広まる、普及する).

* 訳本と原文を照らし合わせると、訳者の苦労がわかろうというもの! 御苦労さま ^^
  単なる人づきあいというより、政治社会の在り方や民主主義とかと関連?

<解説>
法律学の高い教養を身につけて、~
モリエールの性格喜劇の随一と謳われる作、~
世に言う良識とは、ベルクソンに従えば、「相手が変わればこちらも相手にふさわしく態度を変えて、相手と調子を合わすことを怠らぬ心の粘り」である。
アルセストは、良く言えば、世間知らずの純真な青年であるが、悪く言えば、弱い性格の持ち主であるにも関わらず、自分一人を高うしがちな青年である。
この可笑しみは、いわゆる、くすぐりの可笑しみではない。痛切な後味を残すものだ。
モリエールがこの劇を書きおろしたのは、44歳の春であった。

<他の解説>
モリエールの作りだした多くの人物の中で、潔癖な正義漢で人間嫌いのアルセスト(Alceste)、守銭奴のアルパゴン、放蕩者の貴族のドン・ジュアン、偽善者のタルチュフなどは、特に有名で、ほとんど普通名詞としても通用するくらい。

Le Misanthrope ou l'Atrabilaire(古:気難しい人)amoureux、
Alceste,(amant de Célimène:おしゃべりで軽薄だが悪意のない普通の娘)、
Philinte(良識的な普通の良い人、ami d'Alceste)、

Alceste hait l'humanité tout entière, y dénonce l'hypocrisie, la couardise(古:臆病、卑怯) et la compromission(悪い意味での妥協). Mais il aime pourtant Célimène, coquette et médisante(悪口好き、中傷家). Le vertueux(有徳な、皮肉でご立派な) se lance ainsi dans des combats perdus d'avance qui l'acculent(追い詰める、やり込める) à la fuite... Molière y critique les mœurs de la cour, l'hypocrisie qui règne dans cette société du paraître(ひどい親父、悪父), où les comportements frisent(に近い、なりかけている) la parodie.

<感想>
藤村『破戒』と最後が似ている? 全体的な内容は、今どきのメールのおしゃべりでよく見かける類? 現実との折り合いをする・しないという話で、陳腐といおうか普遍的といおうか。

性格喜劇というものが、ちょっと分かった。フランス特有の心理小説につながっていく感じが、確かにする。コンスタン『アドルフ』を思い出す。ただ、先日読んだコルネイユの方がバカっぽくて面白いかな。低俗な方が好き ^^

翻訳書と外国物語の児童書は、全訳と抄訳・意訳の違いか?という気がしてきた。児童書の著作権とかは、どうなっているんだろう。小説の戯曲化、映画化と同じような翻案権がありそうだけど、聞いたことないな~

père 🐤 さん
コメントありがとうございます。日本人は減っているのですか。でもコタキナバルはゴガクルで知った地名のせいか、良いイメージがあって好きです!ちょっとしたことでも現地情報は嬉しいものです ^^
2013年9月13日 7時13分
imajun さん
コメントありがとうございます。コタキナバルはかつて南洋材と言われた木材の積出港として日本と大きく関わった町の一つだと思います。映画"女衒”とか"サンダカン8番娼館”だとかいう映画もここら辺りの話だったと思います。明治時代から日本と関係があるところだと思います。最近は木材輸出が少なくなったので日本人も逆に減ったようです。今ではボルネオ島から飛行機の日本への直行便もほとんどありません。
と。。言っても世界中どこにでも日本人はいると思いますが。
KLでフランス語を聞いた時は少しうれしく感じたくらいフランス語圏の人はすくないですね。
2013年9月12日 9時03分
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