今日はせっかく山口県にいるのだからと上関原発予定地を見に行った。しかし原発予定地までは近づけず、その手前の中国電力の事務所とか飯場のような建物とか「反対派は来るな!」「絶対反対!」などの看板だけ見てきた。
しかし探し回っている間に、上関町のほとんどの道を通った。いくつか点在する村々(町々)をつなぐ道路がきれいな舗装道路だったり小学校がやけにモダンな建物だったりしたのを見ると、つい「原発特需か?」といううがった目で見てしまう。
それ以上に、この景色は美しかった。巨大風車が立ち並ぶ大星山展望台から伊予灘も周防灘も見渡せるのだが、瀬戸内の島々が点在しておりどこを切り取っても絵になる。反対運動の祝島もここから見ることが出来た。
もしここに原発が出来、大事故を起こしたら、この海すべてが死の灰とともに失われる。人類への罪どころではない。地球への罪を犯すことになる。人類とはなんとおそろしい発明をしてしまったのだろう。