「法律以前の問題じやないですかね。人間として国旗や国歌に敬意を表するのは。人格、人柄、礼儀の問題とか。(小泉純一郎 2006/09/21)」
西太后の御前で叩頭するのは、法律以前の問題だ、と清朝の宮宰ならいうであろう。
孫文なら、どう答えるか。
« Rêvérence au drapeau national et au hymne national, c'est l'a priori. Il ne s'agit pas de la loi. Il s'agit de la dignité de la personne, du respect pour soi et pour la civilité. »
Des mandarins de la dynastie Qing diraient qu'on ne fait pas la prostration devant Cixi parce que la loi l'ordonne. Qu'on la fait de son gré.
Qu'est-ce que dirait Sun Yat-sen ?
全体が個体に先立つという小泉の国家観には異論ありですが、国家は権力者集団の利害に仕える装置でしかないとする臆面のなさ (le cynisme) は、彼の場合、あまり感じなかったですね。
政治家としては私心が比較的少ないように見えた人柄に敬意を表して、今回は「礼儀」を « conformisme » と意訳したりはしていません。
上の発言は、「卒業式での国旗掲揚及び国歌斉唱に関する職務命令」に違反して処分された教職員に、3 万円の慰謝料支払いを命じた東京地裁の判決 (2006/09/21) について感想を求められてのそれだったのかな ? 記憶が定かではありません。