LESSON 202
Thanks for a great evening. You really made me feel at home.
I’m glad you enjoyed our Setsubun party.
Yes, I really did. But can I ask you a question?
Of course.
Why do you throw beans?
It’s a tradition. We throw them to avoid bad luck.
Interesting. Do you do this every year?
Yes, and I have to clean up every year too.
Isn’t that bad luck for you?
at home:くつろいで
tradition:伝統、習わし
avoid:避ける
◾︎ GRAMMAR
①リポート文
私たちの節分のお祝いを楽しんでもらえてよかった。
I'm glad you enjoyed our setsubun party.
リポート文。この形には英語における修飾語順の大原則「説明ルール(説明は後ろに置く)」が働いている。リポート文は動詞句の後ろに節を置きその内容を説明する形。この文では am glad (うれしい)の後ろにその理由「節分のパーティーを楽しんでもらえて」が置かれている。この文への応答にも注意。
うん、本当に楽しめた。
Yes, I really did.
I really enjoyed your setsubun party. と言うこともできるが、それを do で置き換えて簡単に I really did. で済ませている。先行の動詞句を do で受ける便利なテクニック。
②up の「完全」
私は毎年、掃除もしなくてはなりません。
I have to clean up every year too.
この up の語感、clean up は clean (掃除する)とは若干異なり、up には「完全に」といった感触が伴っている。単に掃除するのではなく、「(掃除して)完全にキレイに・ピカピカにする」。
◾︎ 英語のクセ:ことばを尽くす② 感謝の情景
楽しい夜をありがとう。君のおかげで本当にくつろいだ気分になれました。
Thanks for a great evening. You really made me feel at home.
日本語と大きく異なる英語の特質は「何事も言語化する」ということ。パーティーからの帰り際に述べられた、このキーセンテンスにもそれが色濃くうかがえ、「感謝に伴う感想・心情」がしっかりとつまびらかにされている。
日本語なら、きちんとお礼を述べるべきこの状況でも「本当にありがとうございました」だけで通用するかもしれないが、英語では、相手は拍子抜けしてしまう。「なぜ感謝するのか、その理由は? このパーティーはどんなふうに感じられたの?」と、相手はあなたの感想・心情を今や遅しと待ち構えている。心を込めて「ありがとうございます」と言えば相手がすべてを察してくれるはず、というのは、あくまでも日本語の論理。英語は多弁な、言語化する言葉である。
・夕食を友人宅でごちそうになり、
夕食ごちそうさま。本当においしくいただきました。すばらしい腕前ですね。
Thanks for dinner. It was delicious. You're such a good cook!
・プレゼントにキレイな花瓶をもらい、
本当にありがとう。キレイですねぇ。本当に趣味がいいですね。
Thank you so much. It's beautiful. You have such good taste.
・仕事を手伝ってもらい、
何から何までありがとう。本当に助かりました。
Thanks for everything. You've been a great help.
きちんとしたお礼では「感謝の言葉 + 感想・心情」はパッケージ。音読を繰り返し、英語の「言葉を尽くす態度」に慣れていくこと。
◾︎ その他
すばらしいパーティーをありがとう。とても楽しみました。
Thanks for a wonderful party. We had so much fun.
O: So, do you really use this phrase frequently?
R: Yeah! Native speakers use this phrase a lot.
C: Absolutely. So, you know, don't hesitate to use it.
R: I'd have to say that because of how long-flunked expression is, it does come off as a really casual expression.
O: Do you use "fun" frequently?
C: Yes, we do. I think all this talk at the moment just shows that culture plays an important part in language.
私たちのチームをコーチしてくれてありがとうございます。あなたなしでは私たちは優勝することができなかったでしょう。
Thank you so much for coaching our team. We couldn’t have won the championship without you.
Thank you so much for は、まとめて覚えるべき定型表現。しっかりと心温まる心情が展開されている。それが次の文 couldn't have 、仮定法で、「~できなかっただろう(実際には出来た)」ということに繋がっている。そして without you これは「もしあなたがいなかったら」と条件節の働きをしている。あなたがいなかったら優勝することはできなかっただろう、実際にはできたんだけどね、と言うそうしたふくみがある。