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ラジオ英会話(2024/11/7)
Lesson 144 現在形①「 広く一般的な内容」を表す
What do you do for a living anyway?
/english/phrase/285818?m=1
ところで、あなたはどんなお仕事をされているんですか?
現在形は出来事を現在時に位置づけますが、
「身の回り」感覚を伴います。状況が話し手を包んでいる感覚です。
その代表的な使い方のひとつは、
「広く一般的な内容」――今を含め、
過去から(おそらく未来も)話し手を広く覆う状況を表します。
この文は「何をやっているのか」
――「ふだん・習慣的にやっていること=職業」を尋ねています。
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ラジオ英会話(2024/11/11)
Lesson 146 現在形② 現在の「思考・感情・知識」
They think I'm a strange guy.
/english/phrase/285819?m=1
皆、私のことを風変わりな人間だと思っているのでしょう。
現在の「思考・感情・知識」には現在形を用います。
現在形のイメージは「身の回り」。
主語がその思考・感情・知識に包まれているのです。
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ラジオ英会話(2024/11/12)
Lesson 147 現在形③ 宣言・実演
Professor Peacock, I apologize for being so rude to you the other day.
ピーコック教授、先日はたいへん失礼なことをして、すみませんでした。
/english/phrase/285820?m=1
「謝罪します」「感謝します」「約束します」といった、「宣言」には現在形を用います。
それはやはり「身の回り」から。
「謝罪する」という行為が、発言とともに身の回りで形づくられるからです。
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ラジオ英会話(2024/11/13)
Lesson 148 現在形④ 未来を表す副詞節
I'll call you again when I arrive at the airport.
/english/phrase/285821?m=1
空港に着いたらまた電話をするわね。
「未来を表す副詞節*では(未来表現は使わず)現在形を用いる」
という現象を紹介しましょう。
when I arrive at the airport(空港に着いたら)は、
I'll call you again を説明する副詞節。
厳密に言えばこれから起こることを述べていますが、使われている動詞
arrive――現在形です。それは「空港に着く」が「前提」になっているから。
それが起こっていると見なしているため現在形が使われているのです。
will や be going to など未来表現が使われないのも、
「空港に到着するだろう」といった推測の意味が含まれないためです。
*名詞以外を修飾する要素を「副詞」と呼びます。
when 以下は「文」を修飾するから「副詞」。
節の形式を持つため「副詞節」です。
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ラジオ英会話(2024/11/14)
Lesson 149 過去形① 丁寧表現
Would you turn down the volume for a second?
/english/phrase/285822?m=1
少しの間、音量を下げてもらえるかしら?
過去形は「遠く離れた」イメージを持つ形です。
このイメージが単に「過去」を表すにとどまらない、
過去形の持つ豊かな使い方を支えています。
この文の Would you ~? は「~していただけますか?」を表す丁寧表現。
丁寧さは「本来言いたいことから距離をとる」ことから生じます。
ストレートな命令文より、
相手の意志を尋ねる形にした Will you ~?(~してくれる?)、
過去形によりさらに距離をとった Would you ~? が丁寧になるのはそのためです。
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ラジオ英会話(2024/11/18)
Lesson 151 過去形② 控えめな過去の助動詞
It could be Hyde Park.
/english/phrase/285823?m=1
もしかすると、ハイドパークかもしれません。
過去形の持つ「遠く離れた」イメージは、
助動詞の過去形の持つ「控えめ」なニュアンスにつながります。
この文の could は、
現在形 can の現実的で強い「可能性がありますよ・そうなりえます」に対し、
「そうしたこともありえるかもしれません」。
過去形の持つ距離感が、
can の強さから距離をとった控えめな意味となっているのです。
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