2010年9月26日 (日)
マライさんインタビュー
今回はテレビでドイツ語に出演のマライ・メントラインさんのインタビューです。
「え?いまさら?」と突っ込まれそうですが、5月に「テレビでイタリア語」にゲスト出演された感想もあわせてお伝えします。
「イタリア語の番組づくりは、すごく刺激的でした。ドイツ語は原さんを含めて全員で細かいところまで打ち合わせをしてから収録に臨みます。それが普通だと思っていたけど、イタリア語は違ったんですよ!打ち合わせは全体の流れを確認するのがメイン。収録が始まったら、イタリア人店員がいるレストランに、萬田さんが本当に遊びに行っているような感じで、アドリブありのとても自由な雰囲気でした。あの陽気なリアクションやエネルギーは、こういうところから生まれているんですねぇ・・・。とても勉強になりました。
私はイタリア語を勉強したことはありませんが、ドイツ語と似ている言葉もあるので、ジェスチャーも見ながら聞いていたら話の内容が理解できました。もし通じなくても、お互いが理解しようとして近づくのは、とてもいいことだと思います。ジェスチャーでも通じ合える!言葉が完璧じゃなくても大丈夫!言葉の壁を乗り越えて、きっと思いは伝わります。」
イタリア語のゲスト出演は、マライさんにとっても、新たな発見があったようです。良かった、良かった。『かわいい子には旅をさせろ』ですね。
では、話題を変えて。
マライさんのドイツおすすめスポットはどこですか?
「ライン川沿いやケルンかな?ケルン大聖堂はとてもすばらしいので、一度実物を見ることをおすすめします。あと、日本人のみなさんには、デュッセルドルフにも行ってみて欲しいですね。ここは日本企業が多く進出しているので、日本人街があります。あえて、外国にある自分の国をイメージした街を見るのも面白いんじゃないかなと思います。
ドイツでもマンガ、アニメ、J-POP、ビジュアル系などが人気なので、日本ブームです。
日本人街にはコスプレしているドイツ人が集まっていることもあるので、ドイツの日本好きな若者とお話してみると面白いかもしれませんよ。」
ところで、なぜ日本にいらっしゃったのですか?
「私は北ドイツのキール出身です。日本とはあまり縁のない街でしたが、子供のころにたまたま図書館で借りた絵本の中に、アジアがテーマの本がありました。私はその絵本が大好きで、おさな心に「私にはアジアが合っているかもなぁ」と思ってしまいました。中国にも興味はあったのですが、日本に行ったことのあるおばさんや友達から、日本のおみやげをもらったり、話を聞くうちに『日本に行かなきゃ!』って思ったのが始まりです。その後、キールの市民学校で日本語コースを見つけて、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に勉強をはじめましたが、クラスのみんなはそんなに真剣じゃなかったんですよね。そんなときに、学校で見つけた留学案内に日本があったので、16歳のときに1か月間、留学しました。電子辞書や教材も持っていなかったので、萬田さんのように暮らしのなかで日本語を学びました。自分ひとりでがんばっても、あまり効果的じゃないんです。他人に教えてもらうことも大切だと、実感しました。」
今ではすっかり日本語ペラペラのマライさんですが、外国語勉強の秘訣は?
「語学の勉強は『勉強を始めたときの情熱』を維持することが大事だと思います。文法が難しいと思うと、どんどんイヤになるけど、その国の好きなものを見つけて勉強に取り入れるのが大事だと思います。そうすれば長続きするんじゃないかな?
私は日本にいながら日本語漬けの生活を送りましたが、主に活用したのはテレビです。字幕を見ながら言葉を聞いて、内容を把握しました。字幕は漢字の勉強にもなるので、とても便利ですよ。でも、他の国のテレビは日本のように字幕が出ないので、聴覚障害者用の字幕つきDVDが役に立つと思います。」
では、ヨーロッパ旅行の必需品は?
「折りたたみ傘かな?日本のようにコンビニはないし、ヨーロッパの人は雨が降ってもあまり傘をささないから、日本のようにすぐ買えません。濡れたくなかったら、ぜひ」
飛行機でのすごし方は?
「時差ぼけにならないために、飛行機ではしっかり寝たいと思うけど、いつも失敗します。眠れなくて気づいたんですけど、起きている人達がキッチンのそばにたまって、アイスクリームを食べたり、会話をしている場合があります。これは外国人と会話するいいチャンスかもしれませんよ。」
では、最後にワンポイントレッスンを!
「Macht nichts!(大丈夫ですよ)
これは、英語だとNever mind.という感じかな?たとえば、足を踏まれて謝られたとき『気にしてないよ!』と言いたいときに使います。
Nah?(やあ!)
親しい人に対して『やあ、元気?』というニュアンスで使います。」
大きな瞳をクルクル動かしながら、インタビューに答えてくださいました。
マライさんは本格的に来日してから1年半くらいなのですが、そうは思えないくらい日本語がペラペラで、言葉遣いもとても丁寧なので、日本人として頭が下がる思いです。
そして、マライさんはイラストもとても上手!4月から9月号の「テレビでドイツ語」テキストのコラムに、マライさんのイラストも掲載されていました。テキストをお持ちの方はぜひ見てみてくださいね!
10月からの「ベルリン再発見」にも、マライさんは出演中です!
「え?いまさら?」と突っ込まれそうですが、5月に「テレビでイタリア語」にゲスト出演された感想もあわせてお伝えします。
「イタリア語の番組づくりは、すごく刺激的でした。ドイツ語は原さんを含めて全員で細かいところまで打ち合わせをしてから収録に臨みます。それが普通だと思っていたけど、イタリア語は違ったんですよ!打ち合わせは全体の流れを確認するのがメイン。収録が始まったら、イタリア人店員がいるレストランに、萬田さんが本当に遊びに行っているような感じで、アドリブありのとても自由な雰囲気でした。あの陽気なリアクションやエネルギーは、こういうところから生まれているんですねぇ・・・。とても勉強になりました。
私はイタリア語を勉強したことはありませんが、ドイツ語と似ている言葉もあるので、ジェスチャーも見ながら聞いていたら話の内容が理解できました。もし通じなくても、お互いが理解しようとして近づくのは、とてもいいことだと思います。ジェスチャーでも通じ合える!言葉が完璧じゃなくても大丈夫!言葉の壁を乗り越えて、きっと思いは伝わります。」
イタリア語のゲスト出演は、マライさんにとっても、新たな発見があったようです。良かった、良かった。『かわいい子には旅をさせろ』ですね。
では、話題を変えて。
マライさんのドイツおすすめスポットはどこですか?
「ライン川沿いやケルンかな?ケルン大聖堂はとてもすばらしいので、一度実物を見ることをおすすめします。あと、日本人のみなさんには、デュッセルドルフにも行ってみて欲しいですね。ここは日本企業が多く進出しているので、日本人街があります。あえて、外国にある自分の国をイメージした街を見るのも面白いんじゃないかなと思います。
ドイツでもマンガ、アニメ、J-POP、ビジュアル系などが人気なので、日本ブームです。
日本人街にはコスプレしているドイツ人が集まっていることもあるので、ドイツの日本好きな若者とお話してみると面白いかもしれませんよ。」
ところで、なぜ日本にいらっしゃったのですか?
「私は北ドイツのキール出身です。日本とはあまり縁のない街でしたが、子供のころにたまたま図書館で借りた絵本の中に、アジアがテーマの本がありました。私はその絵本が大好きで、おさな心に「私にはアジアが合っているかもなぁ」と思ってしまいました。中国にも興味はあったのですが、日本に行ったことのあるおばさんや友達から、日本のおみやげをもらったり、話を聞くうちに『日本に行かなきゃ!』って思ったのが始まりです。その後、キールの市民学校で日本語コースを見つけて、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に勉強をはじめましたが、クラスのみんなはそんなに真剣じゃなかったんですよね。そんなときに、学校で見つけた留学案内に日本があったので、16歳のときに1か月間、留学しました。電子辞書や教材も持っていなかったので、萬田さんのように暮らしのなかで日本語を学びました。自分ひとりでがんばっても、あまり効果的じゃないんです。他人に教えてもらうことも大切だと、実感しました。」
今ではすっかり日本語ペラペラのマライさんですが、外国語勉強の秘訣は?
「語学の勉強は『勉強を始めたときの情熱』を維持することが大事だと思います。文法が難しいと思うと、どんどんイヤになるけど、その国の好きなものを見つけて勉強に取り入れるのが大事だと思います。そうすれば長続きするんじゃないかな?
私は日本にいながら日本語漬けの生活を送りましたが、主に活用したのはテレビです。字幕を見ながら言葉を聞いて、内容を把握しました。字幕は漢字の勉強にもなるので、とても便利ですよ。でも、他の国のテレビは日本のように字幕が出ないので、聴覚障害者用の字幕つきDVDが役に立つと思います。」
では、ヨーロッパ旅行の必需品は?
「折りたたみ傘かな?日本のようにコンビニはないし、ヨーロッパの人は雨が降ってもあまり傘をささないから、日本のようにすぐ買えません。濡れたくなかったら、ぜひ」
飛行機でのすごし方は?
「時差ぼけにならないために、飛行機ではしっかり寝たいと思うけど、いつも失敗します。眠れなくて気づいたんですけど、起きている人達がキッチンのそばにたまって、アイスクリームを食べたり、会話をしている場合があります。これは外国人と会話するいいチャンスかもしれませんよ。」
では、最後にワンポイントレッスンを!
「Macht nichts!(大丈夫ですよ)
これは、英語だとNever mind.という感じかな?たとえば、足を踏まれて謝られたとき『気にしてないよ!』と言いたいときに使います。
Nah?(やあ!)
親しい人に対して『やあ、元気?』というニュアンスで使います。」
大きな瞳をクルクル動かしながら、インタビューに答えてくださいました。
マライさんは本格的に来日してから1年半くらいなのですが、そうは思えないくらい日本語がペラペラで、言葉遣いもとても丁寧なので、日本人として頭が下がる思いです。
そして、マライさんはイラストもとても上手!4月から9月号の「テレビでドイツ語」テキストのコラムに、マライさんのイラストも掲載されていました。テキストをお持ちの方はぜひ見てみてくださいね!
10月からの「ベルリン再発見」にも、マライさんは出演中です!