おぼえた日記

2014年7月25日(金)

2010 年の「まいにちフランス語」で「24人のヒーロー&ヒロイン」を聞いたかたであれば、「赤と黒 第二部」のヒロイン、マチルド・ドゥ・ラ・モールの「私のような娘に起こることは、全てが singulier でなければならない」
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Dans ces derniers moments de doutes affreux, se présentèrent les idées d'orgueil féminin. Tout doit être singulier dans le sort d'une fille comme moi, s'écria Mathilde impatientée. Alors l'orgueil qu'on lui avait inspiré dès le berceau se battait contre la vertu. Ce fut dans cet instant que le départ de Julien vint tout précipiter.
</quote>
という叫びを覚えているかもしれない。
「王妃マルゴ」でマルゴの恋人を演じるラ・モール伯爵は、この娘の先祖であり、マチルドも、マルゴ妃と同じく恋人の生首に取りつかれた娘らしい、というのが第十章「王妃マルグリット」主題みたいなものである。

イザベル・アジャニがマルゴを演じた「王妃マルゴ」、以前最初の 20 分でさようならしたものだが、再挑戦してみようかという気になった。
アデル・H といい、C. クローデルといい、マルゴといい、アジャニは最後には壊れていく女がはまり役なのだろうか。

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