Episode 54 マシューとローガンの2人に謝る早苗。
M&L: ダブルブッキング? You double-booked us?
Sanae: 申し訳ありません…。私のミスです。
I’m so sorry… It was my mistake.
Jane: どうするの?部屋は全部埋まっているんでしょ?
What are you going to do? All the rooms are full!
Matthew: 冗談じゃないぜ。 You can’t be serious.*
Logan: どこでもいいから泊めてくれよ。
Isn’t there anywhere we can sleep?
Sanae: Uh…
Jane: (早苗に) ちょっと待ってて。考えがあるの。
Wait. I have an idea.
Sanae: Jane?
(マイクのところへ行き、何やら話しているジェーン)
早苗: 何やってんだろう?
Jane: (マイクに) よし、ありがとう。 Great. Thanks!
(早苗に) 交渉成立よ! We made a deal!*
Sanae: 交渉? A deal?
Jane: (マシューとローガンに) 2人とも部屋へ案内するわ。あ、その前に・・・彼は相部屋のマイクよ。
I’ll show you to your room. But before I do, meet Mike-your roommate.
早苗: ええっ?
M&L: 相部屋? Roommate?
Mike: 1泊だけだよ、いい?それから、頼むから部屋では静かにしてくれ。
Just for one night, all right? And one thing. Please try to keep the noise down.*
M&L: (大声で) 何っ?オレたちは物静かなタイプだぜ!
Huh? We’re quiet people!
(険悪なムードが漂う)
●You can’t be serious. まさか本気じゃないよね?、そんなハズないよ、冗談でしょう?
直訳は「真剣なはずがない」、つまり、「そんなことが本当な訳がない」「冗談に決まっている」という意味になります。信じられない!と驚きを隠せないときに使うフレーズです。
●We made a deal!
dealは5月It’s no big deal.(たいしたことないよ)に出てきました。
今回のdealは「取り引き」という意味です。「取り引き成立!」ということです。
Deal!とだけ言うときもあります。
●Please try to keep the noise down. あまりうるさくしないでください。
やや強めに静かにしてくださいね、とお願いするときに使う表現です。
冒頭にpleaseが付いていますね。日本人は、pleaseを必要以上に多用してしまう傾向があるので注意が必要ですが、今回のように念押し気味に相手に何かをお願いするような状況では、ぴったりくる表現です。
try to~は「(~するよう)努める」ということ。
keep+名詞+形容詞は「(~を~の状態に)維持する・キープする」。
keep the noise downでthe noise(騒音)をdown(低い)状態に維持する、という意味になります。ちなみにkeep your voice downなら、声を低い状態に抑える、つまり大声を出さない、となります。フレーズ全体で「大きな音を出さないよう、どうぞ気を遣ってくださいね」というメッセージが相手にしっかりと伝わります。
ところで、誰かに静かにしてほしい、と伝えたいときにBe quiet.と言ってしまう人を見かけます。この表現には「黙れ!」と怒っているようなニュアンスがありますので、おすすめしません。