Episode 56 2階からドシンドシンと大きな物音が聞こえてきたので、マイクの部屋に向かう早苗とジェーン。
(ふすまを開けて)
Sanae: けんかはやめて! Stop fighting!
(3人が安来節、どじょうすくいを踊っている)
M&L&M: What?
Jane: けんかじゃなかったの? You’re not fighting?
Logan: いいや。彼が島根県で見てきた踊りを教えてもらっているんだけど。
Uh, no. He was showing us a dance he learned in Shimane.*
Mike: あ~ゴメン。もしかしてうるさかったかな?
Yeah. Oh, sorry. Was it loud?
Matthew: 俺たちのテレビ番組の話をしたら、いろいろとアイデアをくれてね。
We told Mike about Domo Domo Japan, and he gave us some great ideas.
Logan:こういう出会いはホテルではなくゲストハウスじゃないとできないよな。
You definitely can’t make friends like this at a hotel.
Mike: そうだ早苗、1つ提案なんだけど、共有スペースにノートを置いたらどうだろう?
Oh, Sanae? I have an idea for you, too. How about putting a notebook in the shared space?
Jane: ノートね! A notebook!*
Mike: ゲストたちが自分たちの旅の体験を残せる。
Guests could write about their travels.*
Matthew: そうだね!Totally!
Logan: オレも提案があるぜ!ゲストハウス主催の大イベントをやるってのはどう?
I have another great idea-how about a big Guest House Omotenashi event?
Sanae: 大イベント?OK、考えておくわ。
A big event? Oh, OK… I’ll think about it.*
●He was showing us a dance he learned in Shimane.
「彼は島根県で教わった踊りを我々に見せてくれていた」ということです。
was showingのように、過去の一時点での状況を説明するのによく過去進行形を用います。a dance which he learned in Shimaneと関係代名詞を補うと、この文全体の構造が分かりやすいでしょう。
●「ノート・帳面」は notebook
note(発音注意[nóut] 通例 notes)は「メモ、覚書」、notebookの中に綴られている記録や覚書が notesです。
memo [mémou] は「(社内の)回覧状、連絡票」です。
●Guests could write about their travels.
「ゲストが自分たちの旅行について書けるかもしれないよ」ということです。このcouldはcanの過去形ですが、ここでは過去の意味はありません。「ひょっとしたら~できるかもしれない」という意味です。
●I’ll think about it.考えておくね。
即答を避けたいときに使えるフレーズです。相手からの提案について、実際に検討してみよう、と言うときはもちろん、その場ではっきりと断りにくい状況で、とりあえず話題を切り上げるときにもよく使われます。例えば、デートに誘ってこう言われたら、ほぼNOということかもしれません。
同じような表現として、Let me think about it. Let me have a think about it.もあります。
もし、本当に考えさせて、という場合にはI’ll think about it and get back to you on Sunday.(ちょっと考えさせてください。日曜日にお返事します)のように、いつ結論を出すかを続けて言うと、前向きに検討する気持ちがあることが伝わります。