【フランス語】
まいにちフランス語 応用編
第11課
● 否定・疑問の主節に従属する関係節の
接続法
フランス語では、主節が否定や疑問の表現を
含む場合、従属節にある関係節の動詞に、
接続法が使われることがよくある。
▶疑問表現の場合
Connais-tu quelqu'un qui aille
prochainement à Paris?
近々パリに行くような人、誰か知らない?
▶否定文の場合
Il n'y a personne ici qui comprenne
le grec ancien.
古代ギリシャ語を理解する人はここには
いません。
▶主節が否定や疑問でなく、何かを目的としたり
希望したりする文でも、関係節で接続法が
使われることがある。
例:Je cherche un livre qui puisse m'aider
à apprendre le français.
フランス語学習に役立つ本を探しています。
▶本文テキストに出てきた
《je ne raconte rien que je ne sache d'original》
は、「~でないものは~しない」という二重否定の
構造になる。この場合、従属節中のpasはよく省略
される。虚辞のneと混同しないようにする必要が
ある。
例:Je ne parle à personne que je ne connaisse
bien.
私がよく知っている人以外には誰にも話しません。
Nous ne visitons pas de pays dont nous ne
connaissions la langue.
私たちはことばが通じない国は訪問しません。
Je ne lis aucun livre qui ne m'ait paru
intéressant.
興味深いと思った本しか私は読みません。