おぼえた日記

2024年11月19日(火)

【フランス語】
まいにちフランス語 応用編
第12課

「今日の表現」より

● 虚辞のne

否定の意味はなく、省くことができるので、
文法的に必ずしも必要なものではない。
多くの場合、何かを危惧したり、疑ったり
する意味の動詞の従属節で、接続詞と
ともに使われる。

例:Je crains qu'il ne pleuve.
雨が降らないかと心配だ

この例のように、ある事態を思い浮かべて、
「そうなっては困る」「そうなってほしくない」
という否定的な心理があり、それがneとして
表に表れたものが虚辞のneであるといわれる。
真の否定ではない。本当の否定となると、

Je crains qu'il ne pleuve pas.

となり、これは、例えば日照りが続いて
「雨が降らないのか心配だ」という意味と
なる。先ほどの文とは全く逆の意味となる。


虚辞のneは、比較文でもよく用いられる。
この場合は、直接法とともに使われる。

例:Cette pianiste est plus talentueuse
qu'on ne le dit.
このピアニストは、人が言うよりも才能が
ある。

この場合は、neを使わずに言うことができる。

Cette pianiste est plus talentueuse
qu'on le dit.
と同じ意味。

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