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まき(赤ずきん)

アンニョンハセヨ?
語学好きのイラストレーターです。
2008年からハングルを習い始めました。
2個覚えては3個忘れる記憶力を嘆きつつゆっくりマイペースに勉強中です。
 

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赤ずきんの中国語イラスト単語帳

2011年12月14日 (水)

高速船で釜山に行ってみた④-慶州市内遺産めぐり
良洞民俗村から引き返し、今度は市内に点在する遺跡巡りです^^
慶州というところは本当に遺跡の多い街で、全部を見て回るのはとてもムリ。
事前に同行者と相談して良洞村+史跡4カ所+ランチしたい食堂をリストアップ。

そのあたり、タクシーで回るのはとても都合がよくて
行きたい場所の一覧を運ちゃんに見せると、
ちゃんと効率の良い行き方で連れていってくれました。



まずは膽星台(첨성대)。

27Octber2011a.jpg

ドラマ「善徳女王」でも登場した天文台。
実際に善徳女王(西暦632−647)によって建設されたそうです。
オンナの王様は軽く見られるので、
天文学を利用して権威を高めようとしたのだとか (′・_・`)

天文台と言う割には平地にあって低いので、
本当にここから観測が行われたのかはナゾですが
石の積み方や数は天文学的な数になっており、
何か深い意味があるように感じられて興味深かったです。
しかも、この中はどうなってると思いますか?
私は空洞だと思っていたのですが、
なんと窓の下まで土が詰まっているのだそう。
ちょっと意外な上、土というアイテムがなんだか神秘さとかけ離れているので
なんだか妙な気がしました^m^;




次に向かったのは皇竜寺跡(항룡사시)。

27October2011b.jpg

元は宮殿を建てようとしたところ、
ここから黄色い竜が現れたということを聞いて
時の王様が寺院に作りかえたのだとか。
とにかく平坦でだだっ広いところです。
高麗時代にモンゴルの侵入を受け、
今は石柱の跡しか残っていませんが
そのだだっ広いところが昔は沼地で、
そこを埋めて広大な寺院を建設したのだとか。

1976年に発掘調査が行われ4万点もの遺物が出土したそうです。

で、どうしてここに行ったかというと、
ここは一緒に行った友達たってのリクエスト。
ペ・ヨンジュン氏の「韓国の美をめぐる旅」に載っているからです−しかも表紙(笑)



ここでランチを挟んで・・・





石窟庵(석굴암)へ。

27October2011e.jpg

山道を上ったところに作られた建物の中に安置してあるのですが
この木造の建物とはまったく無関係の石のドームが築かれ、
その中央に仏さまが鎮座しています。
残念ながらガラス越しにしか見ることができませんが
お顔は日本の仏像に近く、穏やかな表情。
写真NG。

慶州は新羅時代に山岳仏像がさかんに起ったそうで
市内の南山にも数多くの石仏が建立され、現在も観ることができます。
たまたまその日の晩にKBSワールドで放送していた「1泊2日」の
慶州紹介でも山に刻まれた仏像について専門家とともに紹介していました。


しかーし、山の中の遺跡だけあって、ここへの道のりも険しいものでした。
七曲がりやいろは坂並のカーブをタクシーが飛ばす飛ばす(◎ww◎;
この道もほとんど気絶状態で。。




そして最後は仏国寺(불국사)。

27October2011k.jpg

寺院の敷地内に入るとすぐに美しい池があり、
その奥にお寺があります。

27October2011n.jpg

この石灯籠の穴から、仏さまのお顔を拝む事ができるようになっているんですよー。

屋根の内側にはちょっとオチャメな細工も^^

27October2011m.jpg

世界遺産に登録されているお寺で、
新羅第35代景徳王が西暦781年に護国祈願するために建てたのだそう。
新羅全盛期の仏教芸術の最高傑作と言われているそうです。

27October2011o.jpg

仏国寺も「1泊2日」で建築方式について説明していました(覚えてない^^;)
行く前に見たかった、、。



今回の旅では遺跡巡りはこの4カ所。
慶州は歴史的に新羅時代の中心だった場所なので
遺跡が本当にたくさんあり、とても1日では見切れません。
慶州に滞在しながらゆっくり回るのが良さそうです。




ところで実は最後の仏国寺では、ちょっとがっかりなことが。
他の場所ではインフォメーションデスクから日本語ができるムスメさんが
詳しく説明してくれたのですが、
仏国寺だけは、タクシーを降りると同時に
近くに待機していたおっさんが寄って来て、
解説を買って出てくれたんです。

ニコニコととても感じのいい人だったのですが
実は近くでお土産物屋を営んでいるご主人で、
見学のあとお店に連れて行かれました(・_・;
(タクシーの運ちゃんとは話がついていたようで)

店に入るなりお茶を勧められ、おっさんは運ちゃんと奥のテーブルで世間話。
私たちは手前の机で奥さんにガッチリ掴まれて逃げられず(TーT)
結局慶州の特産品であるアメジストのブレスレットを買ったのですが
これは印象よく無かったですね〜
こちらも欲しくないものを無理に買わされたという感じで
かなりぶっきらぼうな対応に。
今思えば逆に値切ってみるとか、もっと状況を楽しめれば良かったのですが。

そんな訳で仏国寺に関しては、ちょっとケチがついた感になりましたが
これから行かれる方で、こうした買い物を絶対にしたくない!という方は
最初の段階ではっきり断ってしまった方が双方にとって幸せだと思います。
ただ、聞いた話によるとモノは空港などで買うよりも良いものみたいなので
逆に買いたい方はぜひ率先しておっさんを探してあげてくださいね^^




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2011年12月22日 (木)

高速船で釜山に行ってみた⑤-食事のこと
釜山では何を食べようかと、
事前にあれこれチェックして
メモに書いてはいましたが、
実際にその通りにはいかないのも旅の面白さです^^

すでに初日の晩は予定していた
주꾸미の焼いたものや
釜山名物 밀면
それに 東莱の파전
を食べることができませんでした(涙

2日目は慶州に行くので
その地のご当地料理である
蓮の葉で巻いたおこわや
両班の屋敷で食べる韓定食
などを思い浮かべていたのですが
一緒に旅した友人の
「お昼はぜひ도솔마을で」のひと言で決定!

점성대からほど近い、低い塀に囲われた
一見ふつうの民家です。
でも中に入ると部屋は人で一杯でした。

27October2011c.jpg

ほとんどが地元の家族連れ。
お店の実力の程が伺えます。

こちらで出してくれるのは
地元の食材を使った家庭料理の定食。
27October2011d.jpg
キレイなわけでもオシャレなわけでもありません。
고등어조림などお鍋のままどーんと置かれてますし(笑)

でも나물や북어국など
ところ狭しとテーブルに並んだ料理は、どれも優しい味がしました。




その晩は釜山のチャガルチ市場へ。
たびたび「市場の食堂は観光価格で結構高い」
という話を耳にしていたのですが、
どうやらそれはビルの中の食堂のことのようで、、

私たちが行ったのは、海に面した通りで
地面に魚を並べて売っている本当の市場の中の食堂。
それもなるべく地元民で賑わっているお店を探しました^^
27October2011j.jpg

店頭に設置してある生簀から魚を選んで料理方法を言います。
生簀には魚の他にも멍게や개불も沈んでいます(・_・;

結局접치を一匹買い、
それを생선회に下ろしてもらい、
残った뼈で해물탕にしてもらうことにしました。

そして初めに
「개불は結構です!」と強くお断りを
27October2011g.jpg

しにも関わらず出て来たんですねー
しかも멍게とセットで^^;
新鮮で젓가락で掴もうとするとピクピク動くんですよーΣ(◎ロ◎|||

でも完全な食わず嫌いで。
酢コチュジャンで食べてみたらコリコリしてて美味しかったんです♪

そして更に생선구이や콩나물국が出され、
27October2011h.jpg

店頭で見た時はちょっとバカにしてた생선구이
これもまた참기름が芳ばしくて美味しい!!!

メインの생선회はすごいボリュームでしたが
酢コチュジャンやワサビでいただき、
残ったものは해물탕に入れて食べました。

27October2011i.jpg

27October2011f.jpg

釜山は港町ですねー( ̄∀ ̄*
そして我らは日本人ですねー
\ドーン/とヘビーな돼지국밥 より落ち着きます(笑)



最終日の朝は結構早めでした。
12時には乗船しなくてはいけないので
朝食を求めて남포동へ。

釜山は朝からやっている食堂が極端に少ないようで
ガイドブックを見てもほとんど出ていません。
ほとんど唯一と言っていいほどのこのお店は
迷路のような市場の中にありましたが
朝から観光客がうろつくのは、お店に向かう人間だけらしく
近所のおじさんが行き方を教えてくれました。
28October2011a.jpg

『돌고래』という 순두부찌개の有名なお店です。

少し甘めで独特な味付けですが
朝食べるにはちょうど良く、
浅漬けのキムチもさっぱりとした味わいで
美味しかったです。


釜山で感じたことなのですが、
どうやらソウルよりもニンニクが強くないようで
胃に優しい味付けが多いような気がしました。

たった2泊の滞在(実質1泊)で、思い残すところが多いです。
食事ももっと楽しみたかったし、海雲台の方にも行ってみたかった。
ぜひまた行きたい釜山でした。




福岡や山口に住んでいないとなかなか高速船で韓国に行く機会はないと思います。
でも飛行機であっという間に到着してしまう旅に慣れている者には
とても新鮮で刺激的な旅でした。
もし機会があったら、今度は揺れの少ないフェリーで1日かけて渡るのも
面白いかな〜と思っています^^


おしまい。







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