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まき(赤ずきん)

アンニョンハセヨ?
語学好きのイラストレーターです。
2008年からハングルを習い始めました。
2個覚えては3個忘れる記憶力を嘆きつつゆっくりマイペースに勉強中です。
 

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赤ずきんの中国語イラスト単語帳

2011年11月 8日 (火)

高速船で釜山に行ってみた①
あんにょんはせよ^^
ちょっと間があいてしまいましたが、、
10月26日から2泊3日で釜山に行ってました。

釜山に行ったと言っても、本来の目的地は福岡。
福岡に行ったことがないという友だちの希望で福岡に集合したのですが
それだけで帰ってくるのも寂しいので
博多から高速船で釜山入りしてみることにしたのです。

普段と違う方法で行くとなると俄然テンション上がりますねっヽ(^∀^)ノ



博多港へは福岡駅(天神駅)前のバス停から10分程度で到着です。
普通の市内バスなので荷物置き場が無いのがちょっと残念。
 

busan1-1.jpg

出発の1時間前にチェックインを済ませ、出発ゲートへ。
ちっちゃーい売店とちっちゃーい免税店があるだけで、
空港の華やかさとはまったく違います(笑)

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博多港から出ている高速船BEETLE号はなんとJR九州の運営。
現在就航20周年記念キャンペーンを実施中で、
かなり割安なチケットも出ているようです。

busan1-3.jpg

見てのとおり、コンパクトな船です。

busan1-4.jpg
私の想像では横浜や有明を走るシーバスのイメージでしたが、
実はこれはとんでもない間違いで・・・(◎Д◎;;

走り出すとビックリするくらい攻撃的な格好⇒ビートル号衝撃の姿

高速船って水中翼船なんですね〜
走り出すと船体の脇にジェットスキーみたいなのが出てきて
海面を滑りながら進む。。。
なので波の状態に相当左右されるようです。

ちなみにこの日の波は1〜2m!!!

結構荒れていて、通常の運行予定時間2時間半のところ
30分遅れての到着となりました。
しかもその間はずっと上下に揺さぶられ続け
まるで飛行機の乱気流で3時間ぶっ続けにもまれてる感じ。

しかもシーバスなどとは違って、デッキに出ることも出来ないので
ひたすら座席で死んだようにぐったり((( ̄А ̄;

そして少々陽も傾きかけたころに釜山港に到着したのでした〜

busan1-5.jpg

BEETLE号で行く釜山に興味ある方は⇒コチラ


∮(・_・) memo
ビートル号 レディース割(平日女性2名以上のグループ)往復15000円
ターミナル施設利用料 博多500円 釜山23200ウォン(うち20000wは燃油料)










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2011年11月12日 (土)

高速船で釜山に行ってみた②
釜山まで足を伸ばそうと決めたとき、
たまたま『韓国の美味しい町』という本の「釜山」の項を読んでいました。

この本は、ただの美味しい料理紹介本ではなくて
その料理がどのようにして誕生したかという背景を書いています。
しかも実際に著者が身体を張って調べ、味わったもののみ。
食に対する興味が増し、さらに食欲中枢を刺激する読み物なのです(笑)




「釜山」の項で特に気になったのが
食料政策により個人の酒作りが禁止された時代に農民が役人の目を盗んで作り続け、
後に民俗酒第1号に認定されたマッコリでした。

金井山城のマッコリは日本でも買えるメジャーなものと違い
伝統的な製法で作られているため流通量が少なく、現地でないと味わえないそう。

これを飲まなくっちゃ!
という訳で、ホテルに荷物を置いてすぐに金井山城へ向かったのでした。

船の遅れのせいで外はすっかり夜。。。

busan2-1.jpg

地下鉄で温泉場(온천장)へ行き、そこからバスに乗って
金井山城土産酒を目指します。
が!この道のりもまた厳しかった〜〜〜〜(T◇T)
山を登って行く訳ですね、バスで、、、。

これが、いろは坂や七曲がり級のカーブのオンパレード。
なだらかなカーブなんて生易しいものはなく、ぜーんぶがヘアピンカーブ。

船では上下に揺さぶられ、ここでは左右に振られる。
それが延々終点まで続き・・
途中気を失っていたので、どのくらい乗っていたかわかりません。
1時間くらい掛かったような、、、。

busan2-2.jpg

どうにか到着はしたものの、バスを降りても周りは真っ暗で何もなし。

闇に向かって呆然としてる私たちを見て運転手のアジョシが
「ところで何しに来たの?」と言うので
「マッコリ買いに来た」と答えると
「今日はもう閉まってるよ」とあっさりーーー( ̄ロ ̄|||

それでも「日本からマッコリ買いに来たのだ」と言うと
「近くに食堂があるから、そこで売ってもらいなさい」

結局来た道をまたバスで引き返し、「この辺」と教えられた場所で降りたのでした。

しばらく歩いていると絵に描いたようなアジュンマパーマのおばさんが
店じまいした食堂から出て来て「何してるの?」
マッコリを買いに来たというと、
自分の店のものを分けてくれることになりました。
やっぱり情が深いお国柄だ〜(T−T)

ちゃんと「금정산성 막걸리」 って書いてありました。
ちゃんと「민속주 1호」って書いてありました。
まさしく欲しかったシロモノです。
大喜びで1本3000ウォンで譲ってもらい下山したのでした。



その夜はトンネでパジョンを食べる予定だったのがすでに9時を回っていて断念。
釜山は夜が早いのか、だいたいのお店は10時には閉まってしまうようです。

あやうく夕飯浪人になりそうなところを
釜山駅正面に比較的お客の入りがいいクッパ屋さんをみつけることができました。




釜山はテジクッパが名物ですが、
茹でたブタ以外にスンデも入っていて具だくさん。

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豚骨系の白濁したスープが濃厚そうに見えますが、意外にもあっさりです。

先の『韓国の美味しい町』に書かれている通りアミの塩辛を入れると
丸みのある塩気がプラスされて味にぐっと深みが増しました^^


このテジクッパですが、実は朝鮮戦争時代に北からの避難民が
故郷の味を懐かしんで作ったスンデクッパが起源なのだとか。
豚の血を使うスンデは釜山の人にはイマイチ受けず、
その代わりとして豚肉を使ったところヒットして現在の形になったのだそうです。

釜山と北朝鮮なんて遠いし、繋がりがなさそうなのに
そんな一面があることを知って驚きました。
北からやって来て、形を変えて釜山の名物となった食べ物は他にもあるようです。




テジクッパのボリュームですでにお腹は一杯でしたが
せっかくなので買って来たマッコリを試飲。
生マッコリだけあって、さんざん振って歩いたのに耐えきれず
うっすらしみ出ていました( ̄m ̄;
コップに注ぐと表面に泡がこんもりと盛り上がり、
味は酸味が勝っていてちょっと自家製ヨーグルトを彷彿とさせる味。
何より驚いたのは、テジクッパを食べてお腹が一杯だったにも関わらず
このマッコリを飲んだら逆に胃がすっきりしたことです。

本来は山城名物のヤギのプルコギと併せて飲むのが最高とか。
だから肉料理に合うんでしょうね^^




このマッコリには後日談があり、最終日にホテルの近くを散策していたところ
スーパーでも売っていたんです( ̄_ ̄;
しかも1800ウォンで(笑)

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あの苦労はなんだったんだーと、なんとも身体の力が抜けましたが、
旅って実はこういうのが一番の思い出だったりするんですよね^m^


















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2011年11月27日 (日)

高速船で釜山に行ってみた③-慶州・良洞民俗村
釜山の二日目は慶州へ。
KTXに乗れば新慶州駅まで30分足らずです。

27November2011a.jpg

駅は2010年秋に完成したばかりでピッカピカ。

駅前もだだっ広くて、、まだ何もありません^^;
韓国は観光に力を入れているから、
玄関口となるターミナル駅の建設には相当の力を注いでいるようです。

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最初の目的地は朝鮮王朝時代の両班の村を今に残す良洞民俗村。


駅から村の入り口までは、どのくらいでしょう、、多分30分くらいだと思いますが。
タクシーに乗ったものの、あまりの運転の粗さにここでも記憶が(^^;
ワタシ、すごい乗り物に弱い人なんです。
なので自衛策として乗り物に乗ると即寝てしまうという特技を持っておりまして
結果、移動中の景色や時間の記憶が欠落しております・・・(′・_・`)



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村の中心に建つ香壇。
この建物は1543年頃に当時の中宗が
慶尚道の観察使として赴任した李彦迪に母の看病が出来るようにと
慮って建てさせた家屋だそう。

今もこうして生き残っている儒学の村は風水が強く影響しているようです。
良洞村も同様で、山を背に前に河を望む地形が良い気を集めるため
長く栄えていると言われているようです。

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起伏に富んだ山の中に点在する民家。
緑に覆われていて表からはあまり家があるようには見えないけど
山道を入って行くと奥の方までずっと民家が広がっており、
その規模の大きさに驚かされます。

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ゆったーりした時間が流れているような


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こちらは良洞名物の飴を作っているお宅。

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お米(쌀)を大窯で煮て作る自家製の飴(엿)は素朴な甘さで粘り気が強く、
買って帰って後日食べていたところ歯が取れました(涙

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昔も今も軒先では野菜(야채)を干す!
冬に向かう先人の智恵もそのまま生きています。

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昨年、安東の河回村と共にユネスコの世界遺産に登録された良洞民俗村ですが
畑を持っているお宅が多いからか、河回村よりも生活感が感じられました。



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藁葺き屋根と田んぼはよく似合う(笑)




そうそう、この村には有名な(?)わんちゃんがいました。
慶州犬だそうで、尻尾がないのが特徴。
この子、とーってもお利口さんで、
観光客が珍しがって尻尾の写真を撮る事を分かっているんですよ(^▽^)
カメラを向けると、ちゃんと尻尾をこっちに向けてくれるんです!
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その上超カメラ目線(≧∀≦)!!




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