おぼえた日記

2013年5月29日(水)

В романе "Война и мир" мне нравится Николай Ростов.

川端先生の『戦争と平和』のテキストを、引っ張り出してきた。

Нет, я не один этот весёлый, добрый и открытый взгляд, не одну красивую внешность полюбила в нём; я угадала его благородную, твёрдую, самоотверженную душу, -- говорила она себе.

そうだわ、私はこの人の中でこの明るい、善良な、真っ正直な目だけを、美しい顔つきだけを好きになったのではなかったんだわ。この人の気高い、しっかりした自己犠牲の精神を感じとっていたんだわ」

公爵令嬢マリヤ・ボルコンスカヤの独白場面。(川端先生訳)
(このあと、人が変わったように、おそらく生まれて初めて積極的に意思表示をして、ニコライの愛を勝ち取る。)

作家レフ・トルストイの父をモデルにしたといわれる、ニコライ・ロストフが、私は好きだ。
ロストフのお父さんもいい。
ともに、あんまり経営能力はなくて、その意味では頼りない男性だが、善良な人物だ。
映画では殆ど出てこない。
フォメンコの舞台(秀逸!!)でも出てこなかった。

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