<時事フランス語>
7-5 シリア情勢
こちらもホットな話題。まだイスラム国など存在せず、これからシリアの内戦が始まろうとしていた時期の記事である。昨日の朝日新聞の記事でシリア情勢が詳しく書かれていたが、ここに暮らす人々は究極の選択を迫られているそうだ。
また、誰かが取材に行かなければ、現地の情勢などつかめない。渡航禁止が話題になったが、風刺画同様に難しい問題だ。
rejeter 投げ返す
se tenir (会議などが)開かれる
l’ultimatum m 最後通牒
préconiser 推奨する
flagrant 明白な
le despotisme 専制政治
le soulèvement massif 大規模蜂起
la recrudescence 再発
faire ka sourde oreille 聞こえないふりをする
la grenade lacrymo 催涙弾
la citadel 城塞
朝日新聞のレポートにあった現地の人の発言が心に残りました。戦乱の地を逃げ出して、難民キャンプに行くよりも、ここの暮らしの方がましだと。現地で暮らす人々のことを考えると、いたたまれなくなりますが、そのような事情を知ることができるのも、現地を取材する特派員がいるからです。
昔、祖母に若き日の写真を見せてもらったことがあります。大型船の上に救命胴衣を着て移っています。おまけに、客はほとんどいません。それは、第一次世界大戦中の大西洋でドイツのUボートが暗躍していた時代だったからです。
よく渡航禁止令がでなかったとも思います。
ジャーナリストは正確に伝えたいのだと思います。他社の記事を翻訳して、そのまま転載した記事はすぐに化けの皮をはがされます。
戦争や紛争の実情は現地に行った者にしか伝えられないですよね。
シリアでは、12年3月以降、日本の外交官は退去しているそうですね。
テレビでも亡くなったジャーナリストの山本美香さんと後藤健二さんの特集をしていました。
彼らの命懸けの報道があってこそ、現地で苦しんでいる人達の姿が浮き彫りになってくるんですよね。日本で待っている家族には耐えられない職業だと思いますが...
なんとか、彼らの命を守りながら、真実の報道が続けられれば良いんですが...
そんな危険なところに行かせたくない、という気持ちもあります。
ジャーナリストの家族には絶対なれない私です!