『引き裂かれた女』(La Fille coupée en deux)
今回は別のDVDを見て、予告編から面白そうだったので借りてみた。主演女優のリュディヴィーヌ・サニエは魅力的でありながら、子供っぽいところを見せるなど、それぞれの場面で異なる表情を見せるところが良い。エロチックな場面も散りばめられており、予測できないストーリーなので飽きることもない。でも、何かが足りない映画である。そう、登場人物の感情が伝わらないのである。Je t’aime.という言葉が乱発され、愛する気持ちが伝わってこないのだ。感情の籠らないラブストーリーを良い映画と評価できない。
ただし、フランス語の学習と言う意味では良い映画であると思う。比較的聞き取り易いので、フランス語を聞きながら筋を追いたい方にはお勧めできる。
確かに、痛い映画ですが、痛さが伝わりにくい映画ではないかと思います。
90歳を超えると大変ですね。親戚の叔母は100を超えましたが、家族は大変なようです。
リュディヴィーヌ・サニエは「モリエール」にも登場する注目の女優のようです。彼女が最初に活躍する「8人の女」(フランソワ・オゾン監督)も見たいと思います。
母は 92歳で 体重24キロ です。90歳でおむつを使うようになりましたが
それ以来 一気に トイレができなくなりました。
どんどん悪化して 対応が ついていきません。
主役、ストーリー、フランス語のヒアリングの観点からは高得点でお勧めなんですね。
問題は、感情の表現力でしたか?^^
「愛する気持ちが伝わってこない」のは、ラブストーリーとしては、かなりキツイ減点ポイントですね。(^^;)
でも、予告編で面白そう!と思えた作品って実際に面白い作品が多いですよね。