『アデル、ブルーは熱い色』(仏: La vie d'Adèle – Chapitres 1 et 2、)
2013年のカンヌ映画祭のパルムドール作品ということで気になっていた『アデル、ブルーは熱い色』を見た。
高校生の女の子が何か満たされない現実から大人になっていく様子を描いた作品である。偶然から美大生のエマに出会い、大人の世界に吸い込まれていく話。レズビアンのラブストーリーといえばそれまでだが、映像が美しく、主演の二人の女優の演技がとても自然で現実に起こっていることを映像に収めているのではと思わせる作品である。
この映画は3時間弱とフランス映画にしては長い。一つ一つのシーンを観客に考えさせる時間を与えるがごとく、時がゆっくり流れるように編集されている。それが、主人公アデルが少しずつ成熟していく過程を醸し出しているように感じた。
<スーパープレゼンテーション 2月18日放送>
Why I live in mortal dread of public speaking
「人前で話すのが怖い理由」
スピーカーのMegan Washingtonは歌手であるが、人前で話すのが苦手。なぜなら、彼女は発音に障害があるから。不思議なことに歌う時にはこの問題が発生しないという。
ノーベル賞を受賞した山中教授は、彼女のプレゼンテーションを絶賛している。なぜなら、自分の弱点をさらけだしながらも、前向きに生きていくことが伝わるがらである。
自分のことを省みれば、人に伝える力は劣るのかもしれない。でも、普段は日本語で伝えられるのであるから、外国語でスピーチする山中教授よりは有利なはずである。伝えることにもっと努力を払わないと・・。
Singing for me is sweet relief. It is the only time when I feel fluent. It is the only time when what comes out of my mouth is comprehensively exactly what I intended.
歌うことは私にとって安らぎです。歌っている時だけは自分を流ちょうだと感じるし、口から出てくる言葉が自分の意思とぴったり一致するのです。
メッセージありがとうございます。
今週の休みを利用して、貯めていた録画を少し消化したので、今週はゴガクルを沢山書けましたが、普段はできないでしょう。残念ながら島耕作には程遠いのが実情です。
Megan Washingtonのスピーチは感銘を受けました。発音障害の治療のために歌をはじめ、歌手になれたストーリーはまさに禍転じて福となるでしょうが、彼女の猛烈な努力の結晶だと思います。
メッセージありがとうございます。
「椿姫ができるまで」気にいっていただきほっとしています。
オペラに対する造詣が深いからこそ楽しまれたのだと思います。
個人的には、あまり好みの映画ではなかったので・・。
今週は会社を休んだので時間が十分ありましたが、来週からは仕事です。
平日はあまりゴガクルを書けないと思いますが、よろしくお願いします。
Congratulations!!
『アデル、ブルーは熱い色』は、3時間弱は本当にフランス映画にしては長いですね。
でもアメリカ民主主義さんがじっくり観られたということは、秀作なんですね。
私は今週は「椿姫ができるまで」を観ましたよ。
ナタリー・デセイの声が美しくて、彼女のオペラ「椿姫」を全部観たくなりました。
演出家の真剣な振り付け指導など、全てとても興味深かったです。
ドキュメンタリー映画も良いですね。
良い映画の紹介をありがとうございました。
ジャン・レノの「シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」は私の近所のTSUTAYAでは「取り扱いなし」でDVDがなく残念でした。(><)