<BBCニュース8月11日>
Ukraine's Zelensky acknowledges offensive in Russia
ゼレンスキー大統領 ロシア攻撃を認める
◎要旨
ドイツ製のマルダー装甲車や戦車などで攻め込み、ウクライナは国境から10キロのロシア領内の集落を支配しており、ここから北東70キロのところに原子力発電所がある。また、国境から38キロの場所で戦闘が発生し、ロシアの車両が損傷を受けている。ロシアは1000人のウクライナ軍が攻め込んでいると主張している。他方、ウクライナも全土で空爆の警戒令が発令されており、キーウでも爆発が報じられている。
Ukrainian President Volodymyr Zelensky has acknowledged, for the first time, that his military is conducting an offensive inside Russia's western Kursk region.
In his nightly televised address on Saturday, Mr Zelensky said Ukraine's military is pushing the war "onto the aggressor's territory."
This comes five days after Ukraine began its operation, which has taken Russia by surprise and prompted mass evacuations across both sides of the border.
In Ukraine, explosions were reported in the capital Kyiv and in the Sumy region in the early hours of Sunday.
★語句
purportedly 噂によれば、意図的に
foil (計画を)失敗させる
◎私見
ウクライナはロシアよりも人口が圧倒的に少なく、他国の傭兵や異民族の兵隊も雇えないので、兵士不足も深刻である。この中で、貴重な戦力をロシア領内に送り込むことには異論があろう。
ただ、戦争で他国を攻め込んでいる間は、国民の反戦感情が起こることはない。日中戦争から太平洋戦争にかけても、1945年の大都市の空爆や原爆投下が国民の心を戦争終結に向かわせたのであり、真珠湾攻撃前の1941年、天皇陛下が回顧録で、「ここで開戦反対を自分が主張すればクーデターが起こる」と回想していたことを忘れてはならない。
「攻撃は最良の防御」というのは、今でも当てはまるのだろう。残念ながら。
日本の戦死者の内、7割が飢餓による死亡という説もあります。玉砕が推奨されるなど、人命尊重とは真逆でした。
第二次世界大戦の日本でも、実際に召集令状をもらった人やその家族は、不幸の手紙を国から受け取ったと感じたようです。開戦時に喜んでいたのは、傍観している国民だけだったような印象もあります。
時代の空気は恐ろしいものです。おそらく、ロシアも同じでしょう。でもイスラエル国民は異なるような気がします。
人間社会の恐ろしい所です。
弱いものいじめもこの精神が原点ですね。
残念ながら。