☆ 今日の夕方も曇り空でした。
It was a cloudy sky this evening.
Es war heute Abend ein bewölkter Himmel.
Era un cielo nuvoloso stasera.
Era un cielo nublado esta tarde.
【社会学習ノート】
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Black Lives Matter 身体と人間性の回復を求めて
西崎 文子 同志社大学教授(専門はアメリカ政治外交史、アメリカ地域研究)
朝日新聞 7月18日 朝刊 より
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「自由」という言葉を聞くと
僕は泣きそうになる。
僕の知ることを知ったなら
なぜか君にもわかるだろう。
ハーレムの桂冠詩人ラングストン・ヒューズがこう歌ったのは、1943年のこと(拙訳)(ママ)。第2次大戦中の米国では、黒人隔離政策が根を下ろしていた。「死んでからの自由など必要はない」。詩人の言葉は平明だ。
「自由の国」を自認する米国において、自由や平等が所与や特権ではなく、希求し続けるものだと理解してきたのは少数派、とりわけ黒人であった。ジェファソンによる「すべての人は平等に造られ、生命、自由、幸福の追求を天賦の権利として有する」という独立宣言の文言が生き延びたのは、ひとえに彼らの闘いによる。それがなければ、黒人奴隷制の上に接ぎ木された高邁な理念は欺瞞として響くだけだったろう。
そして今日。白人警官によるジョージ・フロイド氏殺害をきっかけに再燃した「黒人の命は大切だ(ブラックライブズマター)」という叫びを前に、対立する人々は「すべての命は大切だ」と嘯(うそぶ)く。しかし、これが差別の実態を隠蔽する偽りの言葉であることは一目瞭然だ。
(以下略)
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□ 西崎先生の文章や言葉をたまに読み聞きする事があるが、何時も意見は私と殆ど同じだ。今回のこの文章にも同意する。
■ 自由や平等、民主主義は、抑圧された民衆が闘って勝ち取るものだ。だから私はアングロサクソン(アングロスフィア)の国家権力者が「自由と民主主義」を唱え始めた時、それは軍事的な侵略開始のアブナイ合図だと思っている。そして、その作戦名には多分「自由の〇〇」とかを付けるのだろう。