フランス語
動詞についての未読の本もあるので、勉強しながら少しずつご紹介することにしました。
まずは動詞regarderとvoirについて、つらつらと。
regarderが能動行為で、voirが受動吸収
テレビのキャスターが、
試合をご覧ください、と言う場合は
Regardez le match.
ルポをご覧ください、なら
Voyez le reportage.
試合も、「どのように推移したかを見てください」なら
Voyez le match.
regarderは「見つめること」
voirは「(ことの展開を)見てとる/理解すること」
そのため、視覚を外して、「分かる」を意味するようにもなり、
英語のI seeと同じように、«Je vois»と使える。
君が何を言いたいのかわかる、と言う意味(je vois ce que tu veux dire)
以上を踏まえると、現在分詞も、それぞれ
regardant 細かい人
voyant 見透かす人
という意味を持つことに納得。
見ていた(Je regardais)試合であっても、終わってみれば、
J'ai vu ce match. と言う。
しかし、
Qu'est-ce que tu as fait hier soir? と、能動行為を問われた場合は、
J'ai regardé un match. と答える。
×J'ai regardé un bon film.
regarderだと、見るという行為をしただけで、対象物の内容、良し悪しには触れないことになるので、形容詞のbonが宙に浮いてしまう。
J'ai vu un bon film.
なら、映画を「取り込んだ」ことを表す。
regarder 関心を払う、というところから、
Ça me regarde. 「それは私の問題(勝手)」
Ça ne vous regarde pas. 「あなたは関係ないでしょ(放っておいて)」
voirは、証人(行為者ではなく傍観者)としての空間や時間を主語に次のように用いられる。
Le monde (La fin de ce siècle) a vu l'effondrement du système socialiste.
世界(今世紀末)は社会主義制度の崩壊を見た。
*この文で、vuは、assisté àやconnuと置きかえ可
それぞれ、立ち会った、体験した となります。
*20世紀に書かれた例文です。古くてすみません。
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ロシア語を学習していない人に受けのいい、語呂合わせを。
ハガキを持ってきた郵便配達人が、
あっという間に、栗をつかんで行ってしまった。
アッと(いう間に)クリ(を)つか(んで)
アット クリー トゥカ 。。。открытка (郵便)ハガキ
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【ロシア語 星の王子さま】
―Нет, нет! Мне не надо слона в удаве! Удав слишком опасный, а слон слишком большой. У меня дома всё очень маленькое. Мне нужен барашек. Нарисуй барашка.
И я нарисовал.
「ちがう、ちがう!ボアに飲まれたゾウなんて、ぼくはいらない! ボアは危なすぎるし、ゾウは大きすぎるよ。ぼくのうちでは全部がとても小さいんだ。ぼくに必要なのは子羊なの。子羊を描いて」
それで、私は子羊を描きました。
не надо+生格 ~は必要ない
слон [男性名詞] ゾウ
слишком [副詞] あまりに;過度に
опасный [形容詞] 危険な;危険を伴う;有害な;凶悪な
У меня дома 私の家では
нужный [形容詞] 必要な
нужен нужный short form
Ça ne vous regarde pas.なんて、サッと使ってみたいものです。
なかなかそんなシチュエーションもないけど(^_^.)
聞いてみなきゃわからない、っていうのたくさんありますよね。
こんな感じにいろんな動詞について書いてある本ですので、
勉強できた日には、これからもご紹介しますね。
今は、ロシア語を一番、力入れてやってますので、
私も、「まいにち」ロシア語です。
regarder と voir、すごく分かりやすいです。英語のlook と see の違いで覚えたけれど、それだけじゃ説明できないことがたくさんあって。。。きょうの日記とても参考になります。ありがとうございます。