おぼえた日記

2013年1月26日(土)

Politica Italiana

Sistema elettorale italiano イタリアの選挙制度
Il Porcellum のミソ

Caso della Camera 代議院の場合 その2
昨日の続きです

代議院選挙における阻止条項 soglia di sbarramento

単独政党には得票率4パーセント以上
連合政党には得票率10パーセント以上で、連合政党内の各政党は最低でも得票率2パーセント以上をとることが決められている
それ以下は切り捨て。

この阻止条項をクリアした全国得票数第1位以外の政党で残りの270議席あるいは270以下(第一の政党の獲得議席数により変動)の議席を比例計算のひとつ、最大剰余法(metodo dei più alti resti)で議席配分

最大剰余方式の説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%89%B0%E4%BD%99%E6%96%B9%E5%BC%8F

続いて政党連合に参加した政党の議席数、選挙区に配分される政党連合及び政党の議席数を最大剰余法で決定する

最後に各選挙区において政党が予め定めた候補者名簿に従い、配分議席の範囲内で上位候補者から順に当選。

という流れです。
今までドント方式で計算していたのでこの最大剰余方式で実際にどういう風に議席を振り分けているのか理解するのに時間がかかりそうです。
実際自国の人にもわかりにくいみたいで、「言葉で説明しにくい」とか「複雑なんだよね」とか書いている人が多かったです。


Porcellum のもう一つのミソ
またこの新選挙法では各政党が首相候補という人物をあらかじめ選出して提示しなければいけません。
なので「この政党を応援したいがこの政治家は嫌」と有権者がいくら言っても首相になる人は最初から決まっているということです。
なお、連合政党は連合内で話し合って一人の候補を選出します。
ということは、この首相候補は嫌だからこっちの党にするという流れ票がでてきそうですね。
いずれにしろ国民が国のリーダーを直接選べないのには変わりありません。
こういうところも日本とイタリアの政治が似ているといわれるところなんでしょうね。

今回で選挙法の話は終わり。
ここまで書いてきてやはり日本の政治とイタリアの政治は似ていると思いました。
日本も小政党が増え始めているので似たような境遇にいつか陥るかもしれないと考えさせられますね。
議会の混乱を避けるための救済措置の様にみえますが、実はすごく不公平だと思います。
次回からは政党について書こうと思います。

立候補者と有権者の年齢を勘違いしていました。
後で過去の記事を訂正しておきます。


PAROLA DEL GIORNO これなーんだ?

昨日の正解は
smantellare
でした

Giappone vuole smantellare al più presto Fukushima.
日本、一日も早く福島第一原発廃炉を望む

"Lo Stato sarà alla testa degli sforzi per lo smantellamento", ha assicurato Abe in un incontro con i giornalisti dell'agenzia giapponese, aggiungendo che sarebbe "impossibile" per la compagnia di gestione occuparsi da sola della demolizione delle installazioni e della bonifica dei siti.
「(原子炉の)撤去は国が前面にでてやる」
国内の新聞社のインタビューで安部総理は表明した。
「設備の撤去や施設の除染は東電一人にやらせるのは無理がある」と説明している。

本日の単語
strumento che indica il percorso da seguire per raggiungere una meta, basandosi sul sistema GPS e su una banca dati cartografica

正解は明日

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