Risultati delle elezioni in Italia
イタリア総選挙結果
昨日予告した通り、今日はもう少し詳しく見ていきたいと思います。
今日もレップブリカ紙の選挙特集ページにお世話になろうと思います。
http://www.repubblica.it/speciali/politica/elezioni2013/
Senato
連合内のうちわけ
中道左派連合 (国外在住者選挙区を除く) 119議席
PD 105議席
SEL 7議席
Südtiroler Volkspartei 略称(SVP) 5議席 (トレンティーノ=アルト・アディジェ州から小選挙区制度において当選。州内では第一党、PDとSELと連合を組んだ)
Lista Crocetta 1議席 (ここはシチリアの地域政党ですね。PDと連合を組み見事議席確保)
その他 1議席 (トレンティーノ=アルト・アディジェ州でPDとSVPの推薦を受けた候補者が当選)
中道右派連合 117議席
PDL 98議席
LN 17議席
Grande Sud 1議席 (カラブリア州で3.2%で1議席確保)
その他 1議席 (トレンティーノ=アルト・アディジェ州でPDLとLNの推薦を受けた候補者が当選)
議席数が多い州を見てみると…
ロンバルディア州 全49議席
PD 27.3% 11議席獲得 中道右派連合の他の政党は議席獲得ならず
PDL 20.8% 16議席獲得
LN 13.7% 11議席獲得
モンティ連合 10.7% 4議席獲得
M5S 17.4% 7議席獲得
ベルルスコーニのおひざ元、ロンバルディア州は政党別でみるとPDが一番票を集めたが、連合では負けてしまった。PDLはLega Nord に助けられた。
ラツィオ州 全28議席
PD 28.0% 14議席
SEL 3.5% 2議席
PDL 23.3% 6議席
M5S 25.9% 6 議席
ローマがあるラツィオでは中道左派が勝利
カンパーニア州 全29議席
PD 24.1% 5議席
SEL 3.0% 1議席
PDL 30.3% 16議席
モンティ連合 8.2% 2議席
M5S 20.7% 5議席
ナポリがあるカンパーニア州はPDLが勝利を収めるという驚きの結果。
シチリア 全25議席
PD 18.5% 4議席
Lista Crocetta 6.2% 1議席
PDL 26.4% 14議席
M5S 29.5% 6 議席
ああ、ここは現選挙法が汚いと言われる理由が完全に出ているところ。
なぜかって?数字をよぉーく見てください。
どの党が第一党でしょうか?
そうですM5Sなんです。
しかしPDLは連合内の他の政党に助けられて連合政党として33.4%(しかし助けた政党は足きりボーダーラインの数字まで届かず議席は確保できず)を持ち、この州の第一党となるので例のごほうびシステムにより14議席獲得できた。
しかしよくできたシステムだ。(もちろん悪い意味でね)。
いかがでしたか?
数字を見ると結構面白いですよね。
明日は代議院(下院)を見たいと思います。
ところで昨日ようやくベルサーニが会見を開きました。
開票当日ぞくぞくと各党首がコメントを残す中、ベルサーニだけは現れず。
やっぱり地元が負けてしまったのはショックだったのかもしれませんね。
会見ではこの選挙の結果を受けての進退を問われていましたが、どうやら党首は辞めない様子。
おそらくこのままいくとベルサーニが大統領から首相の指名を受けると思われます。
そして五つ星運動から下院議長が誕生するかもしれません。
昨日最後に書いていたどっちと連立を組むのかという話ですが、とりあえずM5Sとの連立を模索中のようです。党内からもこの方向をとる方がいいという声が多いようです。
ただ、M5Sを口説き落とすのは至難の業ですね。
今まで散々非難してきましたから。
M5Sからしたら「何をいまさら!」という感じです。
今日もインタビューでベッペがベルサーニのことを「ストーカー政治家」と呼んだり「死人が話している」と言ったりしていました。
PDは第一党であるけども、パワーバランスとしたらM5Sの方が強いですね。
でもPDLとの大連立の話はあがっていないのでひとまずよかったです。
あともう一つうやむやにしていたことが。
五つ星運動はベッペが代表ですが、彼自身は首相候補にもならず、議会に行くこともないようです。あくまで裏方で支える様子。
首相候補はいまだ決まっておらず近々党内でネット選挙で決めるようです。