●「~より」の“比”
介詞“比”を用いる比較表現…「AはBより~です」
=語順=主語+修飾語(“比”+ヒト / モノ名詞)+述語(形容詞)
哥哥比我高。兄はわたしより背が高いです。
我比他小。わたしは彼より年下です。
妈妈比我忙。お母さんはわたしより忙しいです。
◎“更”や“还”を用いて「AはBよりさらに~だ」と比較の程度を表す。
(副詞の“很”“非常”“太”“十分”は比較文の中では使われない)
他的汉语比她更好。彼の中国語は彼女よりさらに上手です。
这个宝石比那个还贵。この宝石はあの宝石よりもっと高いです。
◎比べた結果の差を示す語は形容詞の後に置く。
爸爸比妈妈大三岁。お父さんはお母さんより3歳年上です。
这个人比那个重三公斤。この人はあの人より3キロ重いです。
◎比べた結果の差が小さく、「AはBより少し~」と言うときは
形容詞の後に“一点儿”や“一些”などを使う。
(注意点…“有点儿”を使う場合の語順と混同しないこと)
今天比昨天冷一点儿。今日は昨日より少し寒いです。
她的汉语比我好一点儿。彼女の中国語はわたしより少し上手です。
那栋楼比这栋楼高一些。あの建物はこの建物よりも少し高いです。
◎否定文「AはBより~ではありません」
否定詞の“不”を介詞“比”の前に置く。
(注意点…形容詞の前に置かないようにすること)
弟弟不比我高。弟はわたしよりも背が高くありません。
那儿不比这儿暖和。あそこはここより暖かくありません。
●程度補語
述語の後ろにつけて程度を表す表現。
程度補語には決まったパターンの語句が置かれる。
※よく使われる補語
“得多”“得历害”“得要命”“多了”“极了”
=語順=主語+述語(形容詞)+程度補語(得多,得历害,得要命,多了,极了)
这本书比那本好得多。この本はあの本よりずっとよい。
今天热疼得厉害。今日はひどい暑さです。
这家餐厅的菜贵得要命。このレストランの料理は高くてたまらない。
他身体好多了。彼の体調がずっとよくなりました。
今天的菜好吃极了。今日の料理はとてもおいしいです。
スェンチェンさん、
コメントありがとう。中国で米国人英語教師がロシア語と中国語が一番難しいと言っていました。韓国でインド人数学者がインド人が英語を話すようになったのは英語が簡単だから
といいました。自分の母語と比較して難易を論ずるんですね。米国人はインドヨーロッパでもフランス語スペイン語などは近く感じ、ロシア語は難しい。中国語は更に難しい。それに米国人は外国語学習にあまり関心がないように思えます。インドでは民族語はたくさんあって、文法は複雑そうです。英語が普及したのは、易しいからというのは納得できました。