＜月曜日は英語の日＞
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
（中略）
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
Human beings on this small orb
sleep, waken and work, and sometimes
wish for friends on Mars.
(Omission)
Because the universe goes on expanding,
we are all uneasy.
With the chill of two billion light-years of solitude,
I suddenly sneezed.
谷川俊太郎「二十億光年の孤独」集英社文庫 より
W.I.エリオット・川村和夫 訳（共訳？）
先日お亡くなりになった、谷川俊太郎さんの最初の詩集の表題作。
終戦を迎えたときに14歳だったそうなので、その時代にすでに、
宇宙に目を向けて思いをめぐらせていたのはすごいなあと感心しました。
まわりのものを受け止める感性と、言葉を紡ぎだす描写力、
その両者がそろってこその詩人なんだろうなあと改めて感じました。
（恵まれた家庭で育ったということも関係あるのかな？）
この詩は、宇宙へ目を向けてスケールの大きさを感じさせながら、
ひとこと「くしゃみをした」と小さなことで終わらせるのがすごい！
（ぜひ、どこかで全文を読んでみてください）
また、英訳では、
two billion light-years of solitude の前に chill が挟み込まれていて、
「二十億光年の孤独の”寒さ”」となっているけれど、
chill が孤独感を際立たせているのかな、と感じられました。訳者はすごい！
本当は、もっと深く、深―く、この詩を読み味わうべきなのだろうけれど、
私の読解力では、これが精いっぱいでした・・・
＜英独仏伊西葡ひとこと日記＞
I went to Hogwarts.
Ich war in Hogwarts.
Je suis allée à Hogwarts.
Sono andata a Hogwarts.
Fui a Hogwarts.
Eu fui para Hogwarts.
ホグワーツへ行きました。
週末、子どもたちに誘われて、ホグワーツ城へ行ってきました(^^ゞ
正しくは、
「ワーナーブラザース スタジオツアー東京 メイキング of ハリー・ポッター」
今はシーズン限定特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」開催中です。
映画撮影に使われた大道具や小道具、特殊効果などなど、見どころ盛りだくさん。
今日の画像は、雪の積もったホグワーツ城。
リアルな雪を表現するための工夫がされていて、ここに足を踏み入れたら、
さくさくと音が聞こえそうな、スタッフのこだわりが感じられました。
それから、大広間はクリスマスパーティ仕様になっていて、
クリスマスツリーと、ごちそうがたくさん！
赤いホグワーツ特急は大勢の人が並んでいて見るのをあきらめたし、
魔法の箒体験もやらなかったのに、朝から入って出てきたのは夕方5時！
ハリポタの知識ゼロのまま行った夫も「もう一度行ってみたい」と言うほど、
夢中になれる、まるで魔法にかかったかのような場所でした。
そうそう、私は、行くことが決まってから、「賢者の石」～「死の秘宝」の本を
全7巻11冊、1か月半をかけて読み直しました！！
ど忘れしているところも新たな発見があり、おもしろかったです！
登場人物が多いので、私は、これはと思う人物をメモしながら読みました。
ブームだった当時、当然、原書（英語）が出版されてから翻訳されるので、
待ちきれない人は原書を取り寄せて英語で読んでいたみたいですね。
自分の可能な範囲で味わい、楽しむことにしています。
私は「読んでから見る派」なのです。夫は「見てから読む派」みたい。
「賢者の石」ぐらい読もうかな、と言っていたけれど、どうなるやら。
ホグワーツ楽しそう。賢者の石までは以前読みましたが、すでに7巻も出ているのですね。 本を読み返していざ出陣！楽しさも倍増しましたね。