◇ラジオ英会話 2024.10.24&31 L139 指定ルール:助動詞
★助動詞は「指定ルール」can「潜在→能力・許可・潜在的可能性」
Anything can happen.
You can do it.
You can leave at any time / borrow my car.
You can’t fly drones here.
I will be able to finish this report by tomorrow.
さあ、始めましょう!私はとてもわくわくしています。
And, we are back! I’m so excited.
☆感情を表す動詞から派生した形容詞「過去分詞→人の感情を形容」「動詞ing→感情を引き起こす事物を形容」
皆さんも、今日のゲストがこの方だなんて信じられないでしょうね。
You’re not going to believe our guest today.
さぁ、オオニシ・コウヘイをお迎えしましょう。
Please welcome to the show, Onishi Kohei.
ありがとう、ケリー。この番組に出られて光栄です。
Thank you, Kelly. It’s great to be here.
コウヘイ、あなたが私たちの街と世界のためにしてくれていることをとても誇りに思います。
Kohei, I’m so proud of what you’ve done for our city, and the world.
私は、野球をするのが大好きなだけです。
I just love playing baseball.
そうですね。そして、あなたは何百万人もの人たちを勇気づけています。
I know. And you’ve been an inspiration for millions of people.
ありがとう。そう言ってもらえると、励みになります。
Thank you. That’s encouraging.
あなたはご自分が野球界の超大物選手になると思っていましたか?
Did you think you’d become a baseball legend?
いえ、自分がこんなに有名になるとは思ってもいませんでした。
Well, I never thought I’d become this big.
これは、何が起きても不思議ではないということを証明しているにすぎません。
It just proves anything can happen.
すばらしいわ。
That is amazing.
◎Target Forms
何でも起こりえます。
Anything can happen.
あなたならそれができます。
You can do it.
いつでも出発して/私の車を借りてもいいですよ。
You can leave at any time / borrow my car.
あなたはここでドローンを飛ばしてはいけません。
You can’t fly drones here.
私はこのリポートを明日までに終えることができますよ。
I will be able to finish this report by tomorrow.
◎Grammer in Action
この部屋はとても暑くなることがあります。
もしそうなったら、ご自由にエアコンをお使いください。
This room can get really hot.
If it does, feel free to use the AC.
ペンのインクが切れたの?どうぞ。僕のを使ってください。
Did your pen run out of ink?
Here. You can use mine.
私たちはあとで休むことができますよ。
今のところは、私たちは動き続ける必要があります。
We’ll be able to rest later.
For now, we need to keep moving.
◇ラ・ブリュイエールを読む Leçon7 jeudi 31 octobre
La ville est partagée...「パリの社交」①
◎今日のテクスト
La ville est partagée en diverses sociétés, qui sont comme autant de petites républiques, qui ont leurs lois, leurs usages, leur jargon, et leurs mots pour rire.
パリという都は、雑多な社交の場に引き裂かれている。それらはたくさんの小国のようなものだ。そのどれもがみな、固有の法律、固有の慣習、固有の隠語、固有の冗談をもっている。
◎語彙説明・構文のポイント
La ville est partagée en diverses sociétés,
la ville [古風] 17世紀には、「la ville」が主にパリの町を指し、宮廷 (la Cour)と対比して使われることがあった。ルイ14世の時代、宮廷はパリではなく、ヴェルサイユに移転しており、パリには、宮廷人ではない市民たちが住んでいた。ラ・ブリュイエールのいうla ville とはこの大都市、特に裕福な市民、町人たちが富と力を誇っていた、パリという都を指す。
*ヴェルサイユ宮廷と都パリの間には距離があり、お互いがお互いを観察し合っている関係。宮廷の貴族の多くにはパリの富裕市民のような財産がなく、逆に、パリの富裕市民には、貴族が生まれながらに持っている特権がない。宮廷とパリは、互いに嫉妬し合っているわけだが、しかしお互いを隔てている壁を乗り越えることはできない。
ラ・ブリュイエールと同時代の喜劇作家モリエールも、その傑作喜劇 Le Bourgeois gentilhomme(町人貴族)で、宮廷貴族 gentilhomme のまねをして失敗する富裕市民を描いている。作家ラ・ブリュイエールも、『ひとさまざま』の多くのページをブルジョワ (市民階級)が暮らすパリの描写に割いている。彼は、パリの住民たちを「宮廷の猿」 (le singe de la Cour)と呼び、 宮廷を模倣する様子を、さまざまな角度から皮肉を込めて描写している。
est partagée en partagerの受動態現在形。ここでの partager は17世紀の古い用法で使われており、「分裂する、ばらばらに引き裂く」 という意味。前置詞 en は、この分裂の結果として主語(la ville)が 到達した状態を示している。
diverses 形容詞 divers の女性複数形。秩序や統一を規範とする 17世紀古典主義期には、この語は「多様でちぐはぐな、バラバラな、雑多な」とやや否定的なニュアンスが加えられていることが少なくない。
sociétés sociétéはラテン語のsocietas「協会、会合、共同体」から借用した語で、やはりラテン語のsocius「仲間、同僚、同盟者」から派生している。
qui sont comme autant de petites républiques, qui ont leurs lois, leurs usages, leur jargon, et leurs mots pour rire.
qui sont comme autant de comme autant de は「たくさんの ~のように」を指す
petites républiques république ここでは世襲制や王政に対立する「共和国」の語義は取らず、広義の「国」と理解しておく。パリのさまざまな社会集団が独自の規則や習慣を持つ様子を、比喩的に「小さな国」のように表現していると解釈できる。
qui ont leurs lois, leurs usages, leur jargon, et leurs mots pour rire 「彼ら独自の法・習慣・隠語・冗談を持つ」
◎Explication de texte
このテクストの最後の、4つの目的語の独特な枚挙表現に注目してみます。
≪ La ville est partagée en diverses sociétés, qui sont comme autant de petites républiques, qui ont
1. leurs lois,
2. leurs usages,
3. leur jargon,
4. et leurs mots pour rire. ≫
すべて「彼らに固有の」を意味する≪leur(s) ≫という所有形容詞で始まり、そのあとに名詞が続いている点では、同型の構造が繰り返されています。目的語となるそれぞれの語が、はっきりと耳に響く構文です。
注意したいのは、この4つの語の並べ方です。フランスでは特に古典的なテクストでは、重要でないものからより重要なものへと進む習慣があります。
フランス語の一般の修辞法にいえることですが、特に古典主義文学で重視された語の並べ方の規則として、語が列挙される場合、その配列は意味の重要度の低いものから始まり重要度の高いものがあとに置かれる傾向があります。これを「漸層法(ぜんそうほう)」 (gradation あるいは climax)といいます。
そうです。しかし、このフレーズでは重要でない、無意味な物へと進んでいきます。
そうですね。ここでは意味の重要度が逆転していて、最も重要度の高い「法律」が最初に、「冗談」が最後に置かれています。これをレトリックの用語では「逆漸層法」(anticlimax)と呼びます。この逆漸層法に注目すると、テクストの与える意味の効果がはっきりしてきます。
音節の数も、声に出して読むとよくわかりますが、2音節の「彼らの法」 leurs lois から始まり、あとにゆくにつれて音節の数は増えていきます。最後の「彼らの冗談」 leurs mots pour rire では最も長く4音節となっています。つまり、音節の数もクライマックスを迎えて次第に増えていくのですが、その意味するところはどんどんと取るに足らぬものになっていきます。つまり、音の数と意味の価値がひっくり返っているのです。
こうしてみると、この最後の列叙表現が示しているのは、この「小社会」 (ソシエテ société)にあっては、「法律」よりも「笑い」のようなもの、 真剣さや厳粛さをいささか欠いた、卑近なもののほうが徐々に重要度を 増している、ということになります。
ラ・ブリュイエールが語の配列法によって暗に示しているのは、「笑い」こそが最も重要だという、価値が逆さまになった、奇妙な「国」のあり方だということなのです。
「重要度の低いものから、重要度の高いものへと行くというフランス語の習慣」は文法的な約束事というよりも、修辞学に関わる習慣です。修辞学は、古典ギリシャ語やラテン語の思想や文芸以来長く続く、古典的な教養の核となる知識でしたが、フランス語には古典学の伝統が、今なお強く生きているところがあり、文章には修辞学に関する決まり事が守られていることにしばしば気づきます。こうした知識は、フランス語の理解にはとても大切です。
ワールドシリーズ第5戦初回に2つホームランを浴びてドジャース苦戦です。
今日決まらずロスに戻ることになるのか。
「修辞学」…全くわからないので、ネットに尋ねましたが、西洋では古から成立している学問で、文芸だけではなく建築や音楽の分野など様々に影響を与えていたそうですね。
ヨーロッパに起源を持つ文化を知るためには、その底流にある修辞学を知っていた方がよさそうですね。
今月の皆勤賞、おめでとうございます。
私は第2外国語はフランス語だったのですが、言語の理解までは行かなかったです。
そして選んだ理由はフランスの歴史が何となく好きだったという事だけでした。
フランスの南海岸での生活を味わってみたいです。
ville → città → city 仏→伊→英
villa 邸宅・別荘 → 複数形 villas [仏] ville [伊]
面白いですね、勘違いしそうです。
パリは歴史や物語として興味深いですし、観光も楽しめますが、フランスで過ごすなら、小さな街で、長期のんびり過ごしてみたいです。