Straightforward(率直な)
straightforwardは「真っすぐ」を意味することから、物事を遠回しに言ったり曖昧にせずに、率直に表現することを意味します。
例えば、「彼は率直な人だ」は、“He is straightforward.”と言います。
ちなみにstraightforwardは、何かがシンプルで分かりやすいことも意味します。
特に、なんの複雑さもなく物事が簡単にできたり、理解できるニュアンスが含まれ、
She’s a straightforward person that tells it like it is.
(彼女は、ありのままをストレートに伝える人です)
I like my boss because he’s honest and straightforward.
(上司は誠実で率直なので好きです)
The instructions are straightforward and easy to follow.
(説明書もわかりやすく、簡単です)
Imposter syndrome(インポスター症候群)
imposter syndromeは自分のスキルや才能、成功や達成などを内面的に肯定できず、自分を過小評価してしまう心理状態を表します。
imposterは「詐欺師」を意味することから、どれだけ成功をしたり、周りから高く評価されても、自分の能力ではないと思い込んでいるため、自分は詐欺師のように周囲を騙していると思ってしまっているような状態を表します。
日常会話では、「どれだけ成功しても自分の能力を疑う」のような軽い感じで使われることが多く、“I suffer from imposter syndrome.”のように表現することが多いです。
It’s said that high achievers often suffer from imposter syndrome.
(成績が優秀な人はインポスター症候群になることが多いと言われています)
One research found that over 70% of people have suffered imposter syndrome at one point.
(ある調査によれば、70%以上の人が一度はインポスター症候群になったことがあるそうです)
Perfectionism and imposter syndrome often go hand-in-hand.
(完璧主義とインポスター症候群は、密接に関係していると言われています)
Unpackage(紐解く、分析する)
unpackageは本来、荷物を箱やカバンから出すことを意味しますが、日常会話では相手の発言を細かく分析したり、紐解くことを意味します。
日常会話では、unpackageの代わりにunpackという言い方もよく使われ、意味は全く同じです。
That’s an interesting thought. Let’s unpackage that a little more.
(それは面白い考えですね。もう少し詳しく聞かせてください)
Before we move on to the next topic, let’s unpack what you just said.
(次の話題に移る前に、今の話をもっと具体的に話しましょう)
We have a lot to unpack. Where should we start?
(解き明かすことがたくさんあります。どこから手をつければいいのでしょうか?)
Fake it until you make it(実現できるまで、うまくいっているふりをする)
fake it until you make itは「実現できるまで、うまくいっているふりをする」ことを意味し、うまく行くまではうまく行くふりをする、成功するまでは成功しているふりをすることを表します。
たとえ何かができなくても諦めずにできるようになるまで、できているふりをし続けることで、そのうちにできるようになることを意味しています。
そうすることによって、次第にスキルや知識、経験がつき、いずれできるようになるというような意味を表します。この表現は決まり文句として使われます。
Sometimes you have to fake it until you make it.
(時には、成功するまでは成功しているふりをしないといけない)
Do you think “fake until you make it” is good or bad advice?
(「うまく行くまでうまくいくふりをする」という考えは、良いアドバイスとだと思いますか?悪いアドバイスだと思いますか?)
You have to fake it till you make it. That’s how I made it.
(成功するまでは成功しているふりをしないといけない。私はそれで成功しました)
Clean slate(白紙の状態)
slateは絵や文字などを書くための石板を意味することから、clean slate は白紙の状態を意味します。
この表現は特に“start with a clean slate(一から出直す)”の組み合わせで使われることが多く、過去の失敗や悪い出来事が許されたり、水に流したりして新たなスタートを切ったり、やり直すことを意味します。
例えば、「私は一から出直したい」と言う場合、“I want to start with a clean slate.”と言います。
He transferred to a new school and started with a clean slate.
(彼は転校して、まっさらな状態からスタートした)
Can we forget about our past and start over with a clean slate?
(互いの過去を忘れて、一からやり直すことはできますか?)
I want to turn over a new leaf and start with a clean slate.
(心機一転、白紙の状態でスタートしたい)
p.s. 写真は深大寺植物園温室のベコニア。
『超ゆっくり』
ミユビナマケモノは地球上で最ものろまな動物のひとつとされている。 なるほどその評価もやむなく、生息場所である梢を平均分速4メートルほどで這うのだから、たしかに哺乳類としては取る動きが遅い。
のんべんだらりと食む木の葉や小枝を主食とするナマケモノの代謝は、その生態と同様にゆったりとしている。
1枚の薬っぱが4室ある胃と消化管を通過するのにひと月ほどかかり、排泄頻度は週に1回程度で、その1回で体重の3分の1ほどの量の糞と尿を排出するのです。
ナマケモノが素早く動くのは木から落ちたときだけで、それがまたびっくりするほどしょっちゅう落っこちているのです。
平均すると週に1回のペースで、枝に引っかけていた爪が外れて地面に落下している。10階建てのビルの高さに相当する30メートルも落下することもあり、その場合は地面との衝突速度は秒速24メートルに達する。
しかしナマケモノは頑丈かつ冷静で、大抵は何事もなかったかのように掛上の我が家に這い上がって戻っていくのです。 のんびり元気ですね。
(最近読んだ「この世でいちばん」より)
名前はおもしろいので知っていましたが、実態は知らなくてとてもよい勉強になりました。
箱根のベコニアガーデンは閉園でがっかりしました。
時速86㎞で衝突でも…強靭ですね。
上野や多摩の動物園には居ないようです。