Soothe(和らげる)
sootheは「落ち着かせる」や「和らげる」を意味する単語です。
頭痛がある時に薬を飲んで痛みを軽減さたり、深呼吸をして不安を落ちつかせたり、日焼けした後に肌のアフターケアをしたりなど、身体的にも精神的にも、気分を良くすることを意味します。
I like this cream because it soothes my dry skin.
(このクリームは乾燥肌に効くので気に入っています)
When I’m stressed out, I like to listen to soothing music.
(ストレスが溜まっているときは、ゆったりした音楽を聴くのが好きです)
Mothers know how to soothe their crying babies.
(母親たちは泣いている赤ちゃんをあやす方法を知っています)
Even though(〜にもかかわらず)
even thoughは「〜にもかかわらず」や「〜だけど」を意味する表現です。
althoughと似たような意味を持ちますが、より強めで口語的な響きがあります。
例えば、「彼は怪我をしていたにもかかわらず、マラソンに出た」は“He ran a marathon even though he was injured.”のように表現します。
He came to work even though he had the flu.
(彼はインフルエンザにかかっていたにもかかわらず、出勤しました)
I passed the Eiken test even though I didn’t study.
(私は勉強してないにもかかわらず、英検に合格しました)
Even though she is filthy rich, she is frugal with her money.
(彼女は大金持ちであるにもかかわらず、お金の使い方は質素です)
Give someone the side-eye(冷たい視線を向ける)
side-eyeは「横目」を意味することから、“give someone the side-eye”は誰かを横目で見ることを表し、イラッとしている気持ちや疑いの気持ちを指します。
例えば、静かな電車の中で友達とはしゃいでいる時にほかの乗客から冷ややかな目で見られたことを表現する場合、“The people on the train gave us the side-eye.”のように表します。
My classmates gave me the side-eye when I showed up late to the field trip.
(遠足に遅刻して、クラスメートから冷たい視線を向けられた)
I don’t think she likes me. She always gives me the side-eye when I talk to her.
(彼女は私のことを嫌っていると思います。彼女に話しかけると、いつも私を冷たい目で見てきます)
I knew he was lying and I gave him the side-eye.
(私は彼が嘘をついていることを知っていたので、冷ややかな目で見ました)
Make up(作り出す)
make upは歌や詩、ストーリーなどを作ることを意味します。
例えば、「歌を作る」は“make up a song”、「ストーリーを作る」は“make up a story”のように、自ら考え出したオリジナルの作品を表します。
その他、言い訳をしたり、嘘をつくような状況でも使われ、「私は嘘をつきました」は“I made up a lie.”と言います。
Did you make up this song on the spot? That’s amazing!
(この曲を即興で作ったの?すごいね!)
I made up a story using the new expressions from this podcast.
(このポッドキャストで出てきた新しい表現を使って、ストーリーを作りました)
I didn’t want to go hiking with them so I made up an excuse.
(彼らとハイキングに行きたくなかったので、適当な言い訳をしました)
Hands-on(実践の)
hands-onは直訳すると「手で触れる」を意味し、説明や講義を受けるのではなく、実践的に体験することを意味します。
例えば、「実地訓練」は“hands-on training”、「実践活動」は“hands-on activity”と言います。
この表現は「実践で〜する」の意味だけでなく、現状を把握して実務をこなす意味合いも含まれ、例えば、父親が子育てに直接的に関わっていたり、上司が現場に出て部下と一緒に仕事をしたりなど、自ら実務に携わる状況でも使われます。
I think hands-on training is the best way to learn.
(実地訓練が最高の学習法だと思います)
Steve is a hands-on dad that really takes care of his kid.
(スティーブは、子どもの面倒をよく見る、実務的な父親です)
I like my new boss because he is hands-on.
(私の新しい上司は現場主義なので好きです)
p.s. 写真は皇居乾通りの通り抜け、紅葉鑑賞。かなりの人が出ていました。
土日はものすごい人出になるでしょうね。
皇居乾通り一般公開は、平成26年に上皇陛下の傘寿を記念して、初めて春季と秋季に実施したもので、大変好評であったことに鑑み、平成27年秋季から、毎年、春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に実施しているとの事です。 初めて行きました。皇居三の丸尚蔵館にも行きました。
『アフタヌーンティーを考案した貴婦人』
1840年頃、当時の貴族の食事スタイルは一日2回。
王室に倣いボリュームのある朝食をとつたあとは、夜8時頃のディナーまで、何も口にできませんでした。
その時代の貴婦人は「華奢でウエストが細いほど魅力的」とされ、ウエスト50センチを目指しコルセットを締めつけたうえで、重いドレスを着ていたのです。
午後4時頃になると、締め上げられたコルセットの息苦しさと空腹から、気を失ってしまう貴婦人も少なくなかった。
その時間になると「憂鬱で気分が落ち込む」と口走っていたアンナは、ある秘め事を日課としていました。 それが「秘密の一人お茶会」。 自分のベッドルームに紅茶とバター付きのパンを運ばせ、ひっそりと愉しんでいたのです。
天性の社交家だったアンナは、この優雅な午後のお茶時間に友人を招待することを思いつきます。
天蓋付きのベッドを囲むように小さなティーテーブルを用意し、レースのクロスの上にシルバーのティーポットを並べ、自らが紅茶を淹れてもてなすようになります。
お茶の時間に定番となっていたビスケットやプティフールも振る舞うようになると、お喋りにも花が咲きます。いつしか社交の時間へと発展していきました。
この時代の世襲貴族たちは、貴族院議員という立場でアンナの夫であるベッドフォード公爵もホイッグ党の政治家。 政治とパーティーはいつの時代も蜜月な関係。
「天性のおもてなし上手」であったアンナは、公爵が男性ゲストを引き連れ、ハンティングやシューティングに興ずる間、夫人がたをドローイングルーム(女性ゲストがお茶を愉しむための部屋)へ招き入れ、ディナーまでの時間をお茶会でもてなすようになります。
若い頃から上流階級のソサエティで育ち、王室ともつながり社交術を磨いていったアンナは、夫をたてつつも古い因習にとらわれることなく、知的エレガンスを存分に発揮し、存在感を増していきました。
お茶会という社交の場は、政治家の妻としてだけではなく「自分らしさを表現する舞台」でもあったのです。
このアンナがはじめた「午後のお茶会」という新しい文化は、のちに「アフタヌーンティー」と呼ばれるようになります。
(英国流アフタヌーンティーより)
美味しかったです。
アフタヌーンティーは優雅なイメージでしたが、コルセットの締め付けによる苦しみが思いつきのきっかけだったのですね。 以前、六本木のホテルで友だちとアフタヌーンティーを楽しみましたが、お値段が驚きでした。
凄まじい人人人ですね~。これでも平日とは、驚きです。