Le mardi 3 juillet 2012
Le Petit Prince II つづき
■Je *regardai donc cette apparition avec des yeux tout ronds d'étonnement. N'oubliez pas que je me trouvais à mille milles de toute région habitée. Or mon petit bonhomme ne me semblait ni égaré, ni mort de fatigue, ni mort de faim, ni mort de soif, ni mort de peur. Il n'avait en rien l'apparence d'un enfant perdu au milieu du désert, à mille milles de toute région habitée. Quand je réussis enfin à parler, je lui dis :
ーMais … qu'est-ce que tu fais là ?
僕は驚きで目を丸くしてこの出現(目の前に現れたもの)を見つめた。僕が人が住んでいる土地から千マイルものところにいることを忘れないでほしい。ところがこの男の子は道に迷った風でもなく、死ぬほど疲れて、死ぬほど空腹で、死ぬほど喉が渇いて、死ぬほどおびえている風でもないようにみえた。彼は人の住む土地から千マイルの砂漠の真ん中で道に迷った子どもの様子ではなかった。やっとしゃべれるようになると(話すことに成功する)、僕は言った:
ーでも… 君はそこで何をしているの?
・apparition:(女)出現;幽霊、幻
・or:(接)さて、ところが
・égaré(e):(形)道に迷った
・apparence:(女)外見、外観
※1行目の regardai は regarder の単純過去です。
<単純過去>実質的には複合過去と同じ。だが、複合過去が現在との
つながりの中で使われるのに対し、単純過去は現在とはつながりの
ない過去で一時的に完了した行為や状態を表す。主に歴史的表記や
物語の中などで使われる。3人称で用いられることが多い。
(以下単純過去は動詞の前に*をつけてます)
■Et il me *répéta alors, tout doucement, comme une chose très sérieuse :
ーS'il vous plaît … dessine-moi un mouton …
すると彼は非常に重要なことのように、とてもゆっくりと繰り返した。
ーお願いします… 羊を描いて…
■Quand le mystère est trop impressionnant, on n'ose pas désobéir. Aussi absurde que cela me *semblât à mille milles de tous les endroits habités et en danger de mort, je *sortis de ma poche une feuille de papier et un stylographe. Mais je me *rappelai alors que j'avais surtout étudié la géographie, l'histoire, le calcul, et la grammaire et je *dis au petit bonhomme ( avec un peu de mauvaise humeur ) que je ne savais pas dessiner. Il me *répondit.
ーÇa ne fait rien. Dessine-moi un mouton.
謎もビックリしすぎると背けない(断れない)。それが、あらゆる人の住んでいる土地から千マイルも離れて、死の危険の中にいる僕にとっていかに馬鹿らしくてもだ。僕はポケットから紙と万年筆を取り出した。しかし僕は地理と歴史と計算と文法しか勉強していないことを思い出した。僕は男の子に(少し不機嫌に)、僕は絵を描けないと言った。彼は僕に答えた:
ーそんなこと何でもないよ。羊を描いて。
・impressionnant(e):(形)印象的な、驚くべき
・mystère:(男)神秘、謎
・oser + inf:思い切って…する
・désobeir:[à.に]背く、従わない
・aussi + 形容詞 + que + sub:いかに…であろうとも
・absurdde:(形)ばからしい、不条理な、非常識な
・se rappeler que + ind:…を覚えている、思い出す
■Comme je n'avais jamais dessiné un mouton je *refis, pour lui, l'un des deux seuls dessins dont j'étais capable. Celui du boa fermé. Et je *fus stupéfait d'entendre le petit bonhomme me répondre :
ーNon ! Non ! Je ne veux pas d'un éléphant dans un boa. Un boa c'est très dangereux, et un éléphant c'est très encombrant. Chez moi c'est tout petit. J'ai besoin d'un mouton. Dessine-moi un mouton.
羊なんて描いたことなかったので、僕は僕が唯一描ける2枚の絵のうちの1枚を、彼のために描いた。ボア蛇の外側(第1号)の絵だ。僕は男の子がこう答えたのを聞いてあ然とした:
ーだめ!だめ!僕はボア蛇の中の象なんて欲しくない。ボア蛇はとても危険だよ。それに象はすごく場所をふさいでしまう。僕の家はとても小さいんだ。羊が必要なんだ。羊を描いて。
・refaire:再びする、繰り返す、やり直す
・être capable de + 名詞:…(することが)できる
・fus:être の単純過去
・stupéfait(e) de + inf:(…して)あ然とした
・encombrant(e):(形)場所をふさぐ、じゃまな
私も単純過去はさっぱりです。「ほとんど使われない」とか書いてあると、覚えないですよね。本を読むときは、「あれ、半過去じゃないな。じゃあ単純過去か」ぐらいの認識で、動詞活用表を脇において確認しながらです。ちゃんと覚えたらフランス語の読書はもっと楽しいのかもしれないですが、今は単純過去以外の時制で手一杯ですσ(^_^;)
私が以前、通っていたフランス語の学校では、
単純過去は、もうほとんど使われない、小学校でも教えない
ということで、覚えないまま終わってしまいました。
なので、たまに目にすると非常に戸惑います。
小説などをよく読む人は、自然と覚えるのでしょうね。
cazminさんのところで紹介してくださった「フランス三昧」も図書館に予約しました。楽しみです(^^)v