Politica Italiana
Personaggi chiave
Pier Luigi Bersani
ピエル・ルイージ・ベルサーニ
昨日は訳をつけるのに時間がかかってしまったので今日は日本語で書きます。
今日は首相最有力候補、ベルサーニ氏です。
民主党の党首ですね。
1951年生まれ、エミリア・ロマーニャ州にあるBettola(ベットラ)出身
現代議院議員です。候補区はもちろんエミリア・ロマーニャ州。
ボローニャ大学卒業後、教師として就職したがイタリア共産党(PCI)の活動に従事する。
ピアチェンツァの副市長を経て、1990年にエミリア=ロマーニャ州議会議員に当選し、副知事に就任。1993年から1996年まで知事。
1996年、ロマーノ・プローディ率いるオリーブの木を中心とした中道左翼政権に経済開発相として初入閣、マッシモ・ダレマ内閣でも運輸相として入閣する。2001年の左翼民主主義者(DS)から下院議員選挙に出馬し、初当選。DSやPDでは経済の政策責任者として活動する。
2004年に欧州議会議員に選出されるも、2006年に下院議員に復帰し第二次プローディ内閣において経済開発相として再入閣。
2009年に民主党書記長に就任。 (wikipediaより)
イタリアでは法律で投票日の15日前から世論調査の公表が禁止されているので今日現在のパーセンテージはわかりませんが、最後の世論調査によると、民主党が依然トップでこのままいくとベルサーニ氏が首相になりそうです。
公的な世論調査はできないものの、各メディア、マスコミが独自で世論調査を続けていますが、これがひどい。 数字を操作している感があって、国民を混乱に陥らせています。
今の選挙法では世論調査というものは多大な影響力があるわけで、世論調査で仮に自分が入れたい政党がsoglia di sbarramento のパーセンテージに満たない場合は票が動く可能性があるということです。「どうせ自分の一票が無駄になるなら、他の党に入れよう」となるわけです。
ああ、イタリアの国民のみなさん、民主政治をしたければ、選挙法改革ができる党に一票を投じてください。
どうせならいっそ、世論調査をいっさい禁止したらいいのに。
選挙運動期間中は各党が(特に民主と自由国民党)相手の党の票を減らすような材料をみつけてきたり、演説ではライバルの党のここがだめだ、あそこがだめだという足のひっぱりあいばかり。
どこの国でも同じなのだなぁと感じました。
そして、民主党もその例に漏れず、国内で三番目に大きいMPS(モンテ・ディ・パスキ・ディ・シエナ銀行の不正疑惑が発覚して、民主党はMPSと密接な関係があるとされていることから、何パーセントかの票が他の党に流れた。
PDとPDLの差は10パーセントも開いていないので、PDの票が他の中小数政党に流れさえしてくれれば、自然とPDLが浮上してくる。PDLの思うつぼですね。
今日もナンニ・モレッティ監督の作品を紹介します。
タイトルは Aprile
1998年公開の映画です。
映画の時代背景はイタリア総選挙があった年の1994年、モレッティ監督自ら主演で、映画の中でベルルスコーニについてのドキュメンタリー映画を撮ろうと奮闘しますが、途中で行き詰ってしまいます。そんな中、妻から子供が授かったことを知らされます。モレッティ監督の監督の顔と父親としての顔を両方を見れる映画になっています。この映画がきっかけで後の Il Caimano ができたのかなぁと想像しています。
そして映画の中でモレッティ監督が政治討論番組を見るシーンが多くあるのですが、その中でも有名なフレーズとなった "D'Alema di' qualcosa di Sinistra."というフレーズを言うシーンがあります。
D'Alema とはさっきのベルサーニ議員の経歴のところにでてきているマッシモ・ダレマ前首相のことです。
"D'Alema, dì qualcosa, reagisci... Dai, dì qualcosa, D'Alema, rispondi, non ti far mettere in mezzo sulla giustizia proprio da Berlusconi... D'Alema, dì una cosa di sinistra. Dì una cosa anche non di sinistra, di civiltà... D'Alema, dì una cosa, dì qualcosa, reagisci... Non dobbiamo reagire, eh... Nervi saldi, dobbiamo rassicurare... A forza di rassicurare, ci arriva una bastonata il giorno delle elezioni... Ho voglia di litigare con qualcuno"
http://www.youtube.com/watch?v=zOVg4qwrugU
今日ではD'AlemaのところをBersaniに変えてメディアなどでよく引用されています
"Bersani, di' qualcosa di sinistra!"
「ベルサーニ、左翼っぽいことを何か言え!」
なんだか、日本の政治を見ているみたいで耳が痛い話ですね…
最有力候補といえど、こうした不満も多いようで、総選挙はどうなるのかふたを開けてみるまでわからないのです。
PAROLA DEL GIORNO これなーんだ?
昨日の正解は
elettoralismo
でした
本日の単語
fare parlare molto di sé, suscitando la curiosità e l'interesse generali, sollevando commenti, critiche e simile
同義語 fare chiasso, fare rumore
正解は明日