pandinoさんの おぼえた日記 - 2013年2月21日(木)

今日の夜９時からのニュースウォッチ９でベルルスコーニについてやっていた。

「イタリアで次の日曜日に次の政権を決める上下両院の議会選挙、ここまでモンティ首相、ベルサーニ書記長が選挙戦をリードしてきたが、以前にスキャンダルが続きわずか1年余りで退任したベルルスコーニ前首相が急浮上した。ベルルスコーニ首相は50歳近く年下の女性と婚約し前の妻に毎月3億円余りの慰謝料を支払うよう命じられている他、未成年の売春疑惑や巨額脱税事件などの疑いがもたれてきたが、現在わかりやすい政策を背景に指示を広げている。イタリアのベルルスコーニ前首相が支持を集める理由は大型減税。政権奪還なら住宅固定資産税を廃止し去年納付した税金も返還すると約束している。一方ベルルスコーニ陣営が議席を伸ばせば市場の信用が再び揺らぐとの批判的な意見もある。そうしたなかモンティ首相も急遽選挙に参戦。ベルルスコーニ氏政権復帰を阻もうとしている。ベルルスコーニ陣営が議席を大きく伸ばすと緊縮策の見直しが求められ信用不安がおきるかもしれないため。イタリア首相選挙の行方には世界的な注目が集まっている。」

と報道していたが正確に言うと色々違うと思う。
急浮上したのはＰＤＬが裏で色々頑張ってライバルの足を引っ張ったから。
大型減税も日本の民主党のバラマキ政策と似ている。
でも一部の国民はそれに食いついてしまうのも事実だ。
それだけ国民が逼迫しているということ。
未成年の売春疑惑って疑惑ではない事実だ。
実際、未成年買春で起訴されている。
なぜブンガブンガのことに触れないのか。
巨額脱税の疑いって、もう有罪判決がでたよ。
「ベルルスコーニ陣営が議席を伸ばせば市場の信用が再び揺らぐ」というのには激しく同意。
世界には信用がない。
それにこれで再当選すれば、３回目だから「イタリアが生まれ変わる」といった印象も与えられない。
仮にＰＤＬが与党になってもイタリアはもちろんヨーロッパがよくなるように思えない。
大体、ベルルスコーニは以前に引退をほのめかしていたのに、ずうずうしく舞い戻ってきた。
それにモンティ内閣が誕生した時、ベルルスコーニも協力的だった。
ところが途中でモンティを裏切ってモンティ内閣批判をしはじめた。
こんな人を信用できるのだろうか？
モンティも本当にベルルスコーニ復帰を阻もうとしているなら、もっとＰＤと話し合うべき。
はっきり言ってモンティ連合はＰＤＬの票を本当に奪っているのか疑問に思う。
結局ＰＤの票も食ってしまっていうのではないだろうか？
モンティが連合がなかったらＰＤとＰＤＬの支持率の差はもっとあいていた気がするのは私だけだろうか？


今週になって選挙の流れがかなり動いた。
PDL連合の中の一つの政党、Fratelli d'Italia (イタリアの同胞）の選挙ＣＭが反同性愛思想であると非難されている。
この選挙ＣＭはゲイのカップルのＣＭのパロディーで私も実際にオリジナルと選挙ＣＭを両方見たが、解せないものだった。　党の代表らはこれをうけてすぐに謝罪のコメントをだしたが、サッカーでいうところの後半４０分のところでautogol（オウンゴール）をやってしまったようなもの。もうあと数日しかない状態なので巻き返しは難しい。

そして、個人的にもショックだったのがFare per Fermare il Declino（イタリア沈没を止める党）の党首、オスカル・ジャンニーノの戦線離脱。
ミニ政党ながらしっかりとした政策をもっていた政党だったため、与党にはならないものの、
ベルルスコーニから目をつけられ、モンティには認められていた。
しかし、ジャンニーノの学歴詐称の騒動が起き、その責任をとって党の代表を辞任すると発表した。
自分もキーパーソンの一人として彼についてもう少し書こうと思っていたので残念です。
ＰＤＬ，こうやってどんどんライバルを消していくんですね…






PAROLA DEL GIORNO これなーんだ？


昨日の正解は
fare scalpore
でした

本日の単語
今日の単語は意味が複数あります
1. recipiente d'origine e d'uso antichissimi, di forma, materiale, dimensioni e utilizzazione molto vari
2.votazione, consultazione elettorale

正解は明日