■「ゴガクル」サイト終了のお知らせ■
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スッキリ!初めてのドイツ語 括弧の中の語順 Samstag, 7. Mai
第7回 中級へ道 括弧内の語順
① 括弧内の語順
便宜上2つのタイプがある。1つは名詞や代名詞が括弧の中に現れ場合。
Timo hat ihr ein Foto gezeigt.
ティモは彼女に1枚の写真を見せた
もう1つは副詞類が括弧の中に現れる場合の語順
Diana ist heute wegen Zugverspatung mit dem Taxi zu uns gekommen.
ディアナは今日列車が遅れたためタクシーで私たちのところに来た
実際の文では名詞や代名詞に副詞も入り込んで、ごちゃ混ぜの様相を呈する。
② 名詞や代名詞の語順
「1格の名詞 3格の名詞 4格の名詞」になる
Gestern hat Paul dem Freund die CD zurückgegeben.
昨日パウルは友達にCDを返した
すべてが Paul, demFreund, die CD のような名詞のときはこのようになる。でも代名詞が入ると話は違ってくる。dem Freund を ihm の置き換えると
Gestern hat ihm Paul die CD zurückgegeben.
ihm が主語を差し置いていちばん左に置かれる。
次に die CD を sie に置き換えると
Gestern hat sie Paul dem Freund zurückgegeben.
どれか1つが代名詞のときには、代名詞がどの格であれ、括弧の左端の位置に現れる傾向がある。
▶ 3格と4格の名詞が両方とも代名詞だったら
「1格の(代)名詞 4格の代名詞 3格の代名詞」
と4格と3格が逆になる。
Gestern hat Paul sie ihm zurückgegeben.
ただしこの文の4格の目的語が das Buch でこれを代名詞 es で指示する場合には
Gestern hat Paul es ihm zurückgegeben.
Gestern hat Paul ihm es zuruckgegeben.
という語順の両方が可能である。以上は代名詞が弱く発音されるときで、4格の代名詞が強調されて
Destern hat Paul ihm auch SIE zurückgegeben.
のように強く発音されるときは、3格、4格の語順になる(後ろに内容語、重要な要素が右側にくる)
以上のような傾向であるがそれに従わない場合もある
▶ 3格と4格に定冠詞と不定冠詞のどちらがついているか
最初の例では Freund と CD の両方に定冠詞がついている。しかし状況により3格と4格の名詞のどちらかのみに不定冠詞がつくことがある。その場合
「定冠詞が付いた名詞 不定冠詞がついた名詞」の語順になる。
Gestern hat Paul dem Freund eine CD züruckgegeben.
3格の名詞に定冠詞、4格の名詞に不定冠詞がついている場合は3格、4格の語順であるが、3格の名詞に不定冠詞、4格の名詞に定冠詞が付いている場合は
Gestern hat Paul die CD einem Freund zurückgegeben.
不定冠詞で新しく導入される3格の名詞が後ろに置かれる傾向がある。
③ 副詞類の語順
大きくわけて3つある
Dinna ist heute wegen Zugverspätung mit dem Taxi zu uns gekommen.
ディアナは今日列車が遅れたためタクシーで私たちのところにきた
●Zugverspätung [tsyːgə fɛɐˈʃpɛːtʊŋツークフェアシュペートゥング] m. 列車の遅れ
▶ ここの zu uns のような方向や起点をあらわすもの(グループ1)
▶ 場所や手段などの様態 mit dem Taxi(グループ2)
▶ 時間の副詞 heute、や原因を表す副詞句 wegen Zugverspatung(グループ3)
wahrscheinlich [vaːrʃáInlIçヴァールシャインリヒ] adv. 確かに probably
glücklicherweise [ɡlʏklɪçɐˈvaizəグリュックリヒァーヴァイゼ] adv. 幸い
などの文副詞や
ja, doch などの心態詞もこのグループ(グループ3)に入る
以上のグループは
「グループ3 グループ2 グループ1」の順になる傾向がある
またグループ2では
Wir sind in Munchen mit dem Taxi gefahren.
私たちはミュンヘンでタクシーで移動した
「場所 手段」の順
グループ3では
Ich habe gestern aus Versehen die wichtige Datei gelöscht.
私は昨日謝ってその重要なデーターを消去した
「時間 原因」の順になる傾向がある
▶ テカモロ(tekamolo)の法則
まとめると時間 temporal、原因 kausal 様態 modal 移動の方向 lokal の順になるのでテカモロの法則と言われる
④ 語順の傾向の背後にあるもの
名詞の場合は
「1格の名詞 3格の名詞 4格の名詞」の語順
代名詞の場合は
「1格の(代)名詞 4格の代名詞 3格の代名詞」と逆になるのか
ドイツ語では重要な要素(内容語)が右の括弧近くに置かれる。ふつう3格と4格が出てくる場合、3格が代名詞、4格が名詞であらわれる。同じように
Gestern hat Paul dem Freund die CD zuriickgegeben.
3格の dem Frund は誰のことか聞き手もわかっているのに対し、4格のCD はどれのことか分かっていない場合が多いと言えます。そのため4格が情報的に重要なので右括弧の近くに置かれると考えられる。一方
Gestern hat Paul sie ihm zuruckgegeben.
と代名詞を使った場合は、聞き手はすでに sie が CD を指すことも、ihm が Freund を指すこと知っているはずです。語順はどちらでもよさそうだが、その場合どちらかというと問題の対象が渡る人が注目されがちなため、3格が後に置かれると考えられる。
▶ 副詞類はなぜテカモロの順に並ぶ?
これも重要な要素が右の括弧の近くに置かれる。という大原則に沿っている。
副詞は表せる出来事の肉付けをするが、まず重要なのは、動作が行われる方向や起点などです。これは目的語と似て、直接動作が及ぶという点で特に重要なのでいちばん右に置かれます。その次にそれが「どんなふうに」行われるのか、また「どんなところ」で行われるのかを表す表現が加わり、1つの出来事が完成します。さらにその出来事の原因となる出来事が加わる場合もある。そして最終的にその出来事全体が時間的に詳しく位置づけられます。動詞で表せる出来事を形成する際に重要な状況を右から順に並べていくと、左から見てテカモロの順になる。
ただドイツ語の語順の傾向に理由はあるが、絶対的なモノではなく、ある状況を表すときいろいろな語順があることも普通である。ややこしいと言えるし、逆に自由であるともいえます。文の要素を括弧の前や後ろに配置できることを意識しつつ、ドイツ語の語順を自由にあやつることができればいいなぁ。
風鈴家の連休 3年ぶりのバーベキュー
風鈴家は5月の連休は娘夫婦2組と風鈴夫婦と母で湖北の方でバーベキューをするのが恒例でした。広い芝生のところでテントやパラソルを張って、やや本格的にやっていました。問題は、ここへ行く道中です。普通なら1時間強、びわ湖の湖岸をドライブして気持ちよく行けるのですが、連休中は道路がとても混雑します。朝早くでたのにもかかわらず、3,4時間は普通でもっと混むこともありました。着いたのが2時ごろで、1,2時間で帰り支度です母は高齢なのもあり、近年は大津の風鈴家で留守番をするようになりました。
今年は孫が1歳半になり、コロナもあったので3年振りにバーベキューをすることになったのですが連休前半直前に熱が39.5度でました。幸いコロナではなく、中耳炎だったそうです。でバーベキューは中止になったのですが、連休の後半に大津の風鈴家、わが家でバーベキューをすることになりました。我が家にも小さな芝生がありますが、基本的に日本庭園なのでそういう発想はできませんでした。二階のベランダから青シートを張り日よけをつくり無事バーベキューをすることができました。孫もやってきて、母も喜んで4世代でバーベキューができました。とても良い天気でいろんな蝶々や鳥もたくさん見れてよい連休でした(ビールも飲めて)。姉娘夫婦は今まで行っていたキャンプ地の方ですが、行楽の車の逆方向なので、道はとてもすいていたとのこと。来年から連休のバーベキューはわが家ですることにしました。
楽しく4世代でバーベキューができるのは幸せですね。
大津城は京都に入る要衝なので、歴史的に大きな役割を果たしましたね。
城壁は彦根城に活かされている、いろいろ調べると楽しみな所にお住まいですね。
お孫さんを囲んでのバーベキューはいいですね。
我が家の10年前の姿です。
Sounds like you spent a great G.W. Good for you!