おぼえた日記

2020年11月23日(月)

【世界へ発信!ニュースで英語術】

「“鯖の熟れ鮨し” 仕込み始まる」
[LOCALS READY OLD-SCHOOL SUSHI FOR WINTER FEASTING] -2020/11/9-


Local people have begun seasonal production of a traditional Japanese delicacy in western Japan's Fukui Prefecture.
Narezushi gave rise to the modern sushi known and loved around the world.

Fermented fish is stuffed with rice mixed with ginger, vinegar, and koji mold to make the dish.
Narezushi is not refrigerated and was once an important way to ensure that fish could be eaten long after it was caught.

A group of eight people gathered on Sunday to prepare narezushi for the year-end period.
They plant to prepare 1,800 servings of the dish, which will feature in many people's traditional New Year's repast.

(Kobayashi Nobuo / Group leader)
"The flavor will begin to reach perfection after the temperature drops in two or three days. We're determined to make tasty narezushi."

The group expects strong demand this year, as people are spending more time at home amid the coronavirus pandemic.


西日本の福井県では、地元の人々が、この季節ならではの伝統的な日本の味覚の生産を始めました。なれずしは、世界中で知られ愛されている現代のすしの元となりました。
この料理は、発酵した魚にしょうがと酢とこうじを混ぜたご飯を詰めて作ります。なれずしは冷蔵保存するのではなく、取った魚を長時間たっても食べられるようにするもので、かつては貴重な手法でした。
日曜日(11月8日)には(加工グループのメンバー)8人が集まり、年末向けになれずしを仕込みました。8人は、これが多くの人々にとって伝統的な正月料理の大事な一品になるようにと、1,800匹分を仕込むことにしています。
加工グループの代表の小林信男さんは、「2、3日して寒くなったら味はもう完璧です。必ずおいしいなれずしを作ってみせます」と話していました。
グループでは、新型コロナウイルスの影響で人々が家で過ごす時間が長くなる中、今年は旺盛な需要を見込んでいます。


[words and phrases]

-[old-school]母校、保守派、伝統支持者たち
-[feast](豪華な)宴会/饗宴、豪華な食事/ごちそう、喜び/楽しみ、祭日/祝日/祭礼
 ⇒[a wedding feast]結婚披露宴
 ⇒[feast one's guests]客をもてなす

-[seasonal production]「季節の生産」=年末年始用の仕込み

-[delicacy]珍味/ごちそう、繊細さ/細やかさ
 ⇒[local delicacy]「地方の特産物」
 ⇒日本語の「デリカシーがない」といった使い方は和製英語です。

-[give rise to-]~を生じさせる、~を生み出す

 ⇒「なれずし」の伝統を受け継いでいるのは、関西ずし(大阪ずし)です。
関西ずしは、サバ・サンマ・アジなどの魚を発酵させたり漬けたりして、木型に詰めて形を整える押しずしです。
世界の人々がsushiと聞いて思い浮かべるのは、俵型に握った酢飯の上に刺身が乗っている江戸前ずし(握りずし)ですが、これは江戸時代後期に考案されたと言われています。

-[stuff]詰め込む
 ⇒[stuff envelopes]封筒詰めをする
 ⇒[stuff A with B]「AにBを詰める」
 ⇒[A is stuffed with B]「AにはBが詰められている」

 ⇒[mix A with B]「AをBと混ぜる」
 ⇒[S is mixed with B]「AはBと混ぜ合わせる」

-[koji mold]「こうじ菌」
-[the dish]「この料理」=「なれずし」「鯖の熟れ鮨し」

-[refrigerate]冷蔵する
 ⇒[refrigerator]=[fridge]冷蔵庫

-[ensure that-]~のことを確実にする
 ⇒このニュースに出てくる福井県勝山市の山あいの地区に伝わる「鯖の熟れ鮨し」は、明治の初めごろ、この地域を訪れた富山の薬売りが冬の保存食として地元の人に作り方を教えたのが始まりとされています。

-[prepare]~を調理する、(料理を)作る
 ⇒[prepare a meal]食事を作る
 ⇒11月8日、地元の「鯖の熟れ鮨し加工グループ」のメンバー8人が専用の加工所に集まり、年末年始用の仕込み作業を行いました。

-[serving](食品の)1人前/1人分
 ⇒[1,800 servings]1800人分/1800食、ここでは「1800匹分のサバを仕込むこと」

、⇒[portion]部分/分け前/1人前
 ⇒[100 portions]100の部分/100人前

-[feature](自動詞)~で重要な役割を担う
-[feature](他動詞)大事な/特別な要素・特徴として含み持つ
 ⇒[A Japanese New Year's meal features many traditional delicacies.]
 「日本の正月料理は多くの伝統的な珍味に特徴づけられます」

-[repast]フランス語由来で、meal「食事」を意味するフォーマルな言葉


「鯖の熟れ鮨し加工グループ」の代表、小林信男さんの言葉を英訳
「2~3日して気温が下がると、風味は完璧な域に達し始めます。必ずおいしいなれずしを作ります」

 ⇒["The flavor will begin to reach perfection after the temperature drops in two or three days. We're determined to make tasty narezushi."]

 ⇒[in two of three days]「2~3日後」
 ⇒[within two or three days]「2~3日以内」
 ⇒[be determined to-]~する決意がある、~すると決めている

-[demand](不加算名詞)需要、(加算名詞)要求
 ⇒[the group expects strong demand this year]今年は旺盛な需要を見込む
 ⇒[make a demand for higher wages]賃上げの要求をする

-[amid-]「~の状況で」⇒(ニュースの英語でよく使う言葉)
 ⇒[amid the coronavirus pandemic]新型コロナウイルスが蔓延する状況下で
 ⇒[as people are spending more time at home]家で過ごす時間が長くなるので

 ⇒グループによりますと、今年は新型コロナウイルスの影響によるいわゆる「巣ごもり需要」を見込み、去年より100匹多い1,800匹分を仕込むということです。

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