『英会話が上手になる英文法』 松本茂著(NHK出版)
頭の中に眠っている文法の知識を呼び起こし、会話に
使える知識に変換します。
第4章 前置詞
■by
今回の前置詞はbyです。byはいろいろな文脈で使われるので、整理
するのはなかなか大変ですが、基本的には「限定する」「特定する」
を働きをもってます。具体的には、人、手段、方法、場所、時間
単位(量・長さ)などを限定・特定します。
まずは「人」を限定・特定する例えを見てみましょう。受け身文
で使われるのが一般的です。
This book was written by Natume Souseki.
(この本は夏目漱石によって書かれたものです)
【動作主】
The mouse was chased by the cat.
(そのネズミはその猫に追いかけられた)
by the cat は「その猫によって」という意味。
by は受動態で動作主を表すときに用いられます。
■次に「手段・方法」の例です。
I'll go to Fukuoka by train.
(福岡まで電車で行きます)
My sister learned English by listening to the NHK radio
programs.
(私の姉はNHK講座を聞いて英語を学んだんです)
■「場所の限定の場合は、「そばを」「そばに」という意味で
使います。
I'd like to live by the sea.(海のそばに住みたい)
■単位(量・長さ)を言い表します。
They are paid by the hour.
(あの人たちは時給制なんですよ)
My sonis taller than me/I by five centimeters.
(息子の方が、5センチほど背が高いんですよ)
■「時」の限定の場合は、締切などを言い表すのに使います。
I'll come back to Japan by the end of next month.
(来月末までに帰国します)
Please do it by Monday morning.
(月曜の朝までにやってちょうだいね)
うーん、締切とは、わたしにとってあまりうれしくない話題になって
しまいまいましたね。いつもいろいろな締切に追われていますから。
でも。
I'm always supported by the execellent staff.
(すばらしいスタッフにいつも支えられています)
補足]-------------------------------WEB参照----------------------------
【通過】
例文:The bus was going by the post office as I came out.
(私が出てきたとき、そのバスは郵便局を通り過ぎていったところでした)
by the post office は「その郵便局を通り過ぎて」という意味。
by は通過を表しています。
【手段】
例文:He earns his living by selling insurance.
(彼は保険を売ることで生活費を稼いでいます)
by selling insurance は「保険を売ることで」という意味。
by は方法を表しています。
自然な日本語訳は「保険を売ることで」となりますが、英語本来のイメージ
としては「保険を売ることを通じて」のほうが近いことがわかりますね。
※英語では、方法を表す by をway of doing something(何かをする方法)と
表現します。この way は「方法」という意味ですが、way は他にも「道」
という意味をもっています。
つまり、英語では「道」と「方法」はイメージとして近いわけです。
【方法】
He goes to work by bus.
(彼はバスで仕事に行きます)
by bus は「バスで」という意味。by は輸送方法を表しています。
※注意
by が一般的な輸送方法を表す場合、byの後には名詞をそのままもってきます。
冠詞の a や the などをつけません。
英語では、無冠詞の名詞は具体的なモノではなく、コンセプトを表します。
つまり、無冠詞のbus は「バスの働き(※)」というコンセプトを表している
わけです。
(※)「バスの働き」とは、幼児から「バスって何?」と聞かれたときに答える
内容だと思ってください。
例]
「バス停からバス停まで運んでくれる」
「お金を払って乗るもの」
「運転手さんがいる」などが挙げられます。
【経由】
例文:He came in by the back door.
(彼は裏口から入ってきました)
by the back door は「裏口を通って」という意味。
by は経由を表しています。
【単位】
例文:Eggs are sold by the dozen.
(卵は1ダース単位で売られています)
by the A で「A単位で」となり、単位を表します。
必ず the を用いることに注意してください。
なお、by the dozen は「12個を1まとまりにすることを通じて」と
イメージするとよいでしょう。
【差異】
例文:I was overcharged by 1,000 yen.(私は1,000円余分に請求された)
overcharged by 1,000 yen は「1,000円余分に請求される」という意味。
by は差異を表しています。
by 1,000 yen は、請求される過程において「1,000円分を受ける」ような
イメージです。今回は overcharged なので上乗せされた金額となります。
【乗法・除法】
例文:3 multiplied by 4 is 12.(3×4=12)
3 multiplied by 4 は「4を掛けられた3」という意味。
by は乗法や除法を表すときにも使われます。
なお、例文は 3 times 4 is 12. と同じです。
口語では times のほうがよく使われます。
【寸法】
The room is 15 meters by 24 meters.
(その部屋は15メートルX24メートルです)
15 meters by 24 meters は「15mX24m」という意味で、
縦X横の寸法を表しています。
※ by は掛け算の代替として使えるものではありません。
by はあくまでも、四角形の辺の長さ(縦・横)を表しているだけです。
「22×3=66」であれば、
「Twenty two times three equals sixty six」となる。
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『スタンドバイミー』 Stand By Me
(作詞・作曲 ベン・E・キング、ジェリー・リーバー、マイク・ストーラー)
この曲は、1986年公開のアメリカ映画、『スタンドバイミー』の主題歌でした。
When the night has come
夜になっても、
And the land is dark
まわりが暗くなっても、
And the moon is the only light we’ll see
私たちが見える光は月光だけになっても、
No I won’t be afraid, no I won’t be afraid
私は怖がらないよ。絶対に怖がらない
Just as long as you stand, stand by me
あなたが私のそばにいてくれさえすれば...
このフレーズは、写真を撮ってもらう時などに使います。
誰かとツーショットを撮りたい場合、相手にcome and stand by me.
というような英語を使います。寄り添うイメージがあるフレーズ
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『スタンドバイミー』は古い映画ですが自分の中学時代の友だちと何か
やろうと無我夢中で楽しかった事をふと想い出させてくれます。
ベースから始まる曲は、うちのウッドベースを弾きたくなるような味の
ある曲。因みに弦楽器ではウッドベースが一番好きです。
スタンドバイミーはいい映画ですね。音楽も最高です!(^^)!
『スタンドバイミー』友達との冒険は、少年だけの特権だなあと思います。
あ、井上陽水の曲も思い出しちゃった。
木の上の秘密基地で4人が楽しいでいたのを覚えています。
昔TVで一度見てことがありますが、郷愁をさそういい映画でした。