『英会話が上手になる英文法』 松本茂著(NHK出版)
頭の中に眠っている文法の知識を呼び起こし、会話に
使える知識に変換します。
第4章 前置詞【about】
今回はaboutを取り上げます。アバウトな説明にならないように
注意しますね。このaboutには、「漠然と対象を指し示す」とい
う概念があります。対象を示しますから、「~について」と訳
せることが多いです。
What's that book about?
(それ何の本?[何について書かれている本?])
本の内容について尋ねていますね。返答は、やはりaboutを
使って、次のようになります。
It's about how we should study English.
(英語学習法の本よ)
相手に知っているかどうかをたずねる際にも、その対象になる
ことを、aboutを使って指示します。
A:Do you know anything about gardening?
(ガーデニングについて何か知っていますか?)
B:No. I know nothing about it.
(いえ、それについてまったく知りません)
【イギリス英語とアメリカ英語の違い】
さらにイギリス英語では、以下の例文のように、対象となるものを
「取り巻いている」という事を言い表す場合に使われます。
Are there any restaurants about here?
(このあたりにレストランはありませんか?)
[注意]
この場合[アメリカ英語] では“around”になります。
また時間を言い表す表現と一緒に使う場合は、対象となる時間の
「周辺」つまり「その辺の時間」で「だいたい」という意味です。
We can get there about nine o'clock.
(向こうには9時ごろに着けるよ)
【松本先生の言葉】
I've written about the word“about.”
aboutの使い方は納得していただけたでしょうか?
The next lesson will be about the word“into.”
補足]------------------------WEB参照-----------------------
会話でよく使合うHow about...?/What about?(・・・はどう?)
「How about」と「What about」の違い
「How about ~?」と「What about~?」 を使い分けていますか?両者は
一見同じようにみえますが、実は微妙なニュアンスの違いがあります。
基本的には置き換えて使っても問題はない表現ではあるのですが、ネイ
ティブはしっかりと使い分けているので、そのルールについて簡単にご
説明しようと思います
【元々の文章】
例文1:What do you think about it?
(それについてあなたは何を考えますか?)
例文2:How do you feel about it?
(それについてあなたはどう感じますか?)
[ポイント1]
what(何)に対しては think(考える)が対応
how(どのように)に対しては feel(感じる)が対応
[ポイント2]
What do you think about it? は「意見」を聞くとき、what は
固まりのような堅いイメージです。
How do you feel about it? は「感触」を聞くとき、how はフワ
フワした柔らかいイメージです。
【How aboutが好まれる時】
How about going to the beach?
(海に行きませんか?)
相手に物事を[提案]や[誘ったり]する時に使われますが、”How about”
は人の意見や考えに耳を傾ける姿勢を持つニュアンスが含まれます。
How about + 「名詞」
How about + 「動名詞」
・How about dinner tonight?(今夜、食事はいかがですか?)
・How about meeting tomorrow?(明日打ち合わせをしますか?)
・How about next Monday?(来週の月曜日はどうですか?)
【What aboutが好まれる時】
What about your English lesson?
(英語のレッスンはどうするの?)
未解決で潜在的な問題を確認するときに”What about”がよく使われます。
「◯◯はどうする?」「◯◯はどうなるの?」というニュアンスになります。
不在中に飼い猫の面倒を見る人を忘れていたことを指摘するとき
「What about our cat?(猫はどうするの?)」という具合に使われます。
また 特定の人や物事が、出来事や商品などにセットとして含まれている
かを尋ねるときに使われます。
What about + 「名前」(人や物の)
・What about breakfast? Is it included?
(朝食は?付いてきますか?)
・What about our manager? Is he coming?
(マネージャーは?彼も来るのですか?)
・What about Tracy? Did you invite her?
(トレイシーさんは?誘ったの?)
・What about breakfast? Is it included?
(朝食は?付いてきますか?)
・What about our manager? Is he coming?
(マネージャーは?彼も来るのですか?)
ランチに誘うとき、What about lunch together? と
How about lunch together? のどちらが良いと思いますか?
デートに誘うときの表現」については、What about …? でも
通じますが、How about …? のほうがより自然だということ
になりますね。
英会話タイムトライアル2018 リスニングテスト10問 - 結果
/index.php?flow=enTest_select&cid=136737&mode=listening&number=10&bp=5
× Would you give a toast?
/english/phrase/107091
× I hope you like it.
/english/phrase/105793
× I feel a little sick.
/english/phrase/107598
おもてなし基礎英語 リスニングテスト10問 -
/index.php?flow=enTest_select&cid=141247&mode=listening&number=10&bp=5
× Watch closely!
/english/phrase/107009
文脈でいろいろと使えて便利ですよね。
What about + 「名前」(人や物の)
は、あまりつかえてないです。
一週間休みがもらえたら、即、海外に飛びます!
/mypage_234845/diary/2019-01/05.html
なので、「デートに誘うときはHow about」だと分かりましたよ♪
読ませていただきました。
What do you think ~?とHow do you feel ~?ですが、
7月の「ラジオ英会話」では、
What do you feel is the secret of your company's success?
という文が出てきました。いつでもというわけではなさそうですね。