おぼえた日記

2024年11月10日(日)

   Ruin(台無しにする)

 ruinは「台無しにする」を意味する単語です。
 誰かが秘密を漏らしてサプライズパーティーを台無しにしたり、朝イチに交通事故に遭って一日が台無しになったり、ギャンブルによって人生が台無しになった場合など、幅広く使うことができます。

Mike told Matt about the party and ruined the surprise.
(マイクはマットにパーティーのことを話し、サプライズを台無しにしました)
I got into an accident this morning and it ruined my day.
(今朝は事故に遭ってしまい、一日が台無しになりました)
He’s always had a gambling problem and it ruined his life.
(彼は昔からギャンブル依存症で、それが彼の人生を台無しにした)


    I’m with you(同感です)

 I’m with youは相手の気持ちや意見に共感した時に使われる表現です。
意味は、“I agree with you.”と同じですが、“I’m with you.”の方がよりカジュアルでフレンドリーな響きがあります。
 「〜についてはあなたと同感です」は、 “I’m with you on ~.”のように表します。

I’m with you. The best way to learn English is to have fun.
(私も同感です。英語を学ぶには、楽しむことが一番です)
I’m with you. You can’t be afraid to make mistakes. You have to learn to enjoy making mistakes.
(私も同感。失敗を恐れてはいけない。失敗を楽しむことを学ばなければなりません)
I see what you’re saying, but I’m with Tom on this one.
(言いたいことはわかるけど、これはトムに賛成だ)


    Get something going(〜を始める)

 get something goingはget something startedと同じ意味を持ち、何かを始めることを表します。
 プロジェクトを始めたり、パーティーやイベントを始めたりなど、様々な状況で使えます。

Let’s get this project going.
(このプロジェクトをスタートしましょう)
I have a lot to do today. It’s time to get my day going.
(今日はやることがたくさんあるので、そろそろ1日をスタートしないと)
This song gets me going every time. I listen to it every time before I work out.
(この曲はいつも私を元気づけてくれます。運動する前に毎回聴いています)


    Alert(警戒した)

 alertはいつでも素早く対応できるように警戒することを意味します。
常に自分の周りに何が起こっているのかを把握し、素早くかつ的確に考えられる状態を表します。
 海外旅行中、トラブルに遭わないように常に周りを意識したり、歩き始めた赤ん坊から目を離さなかったりなど、警戒心を持つことを表します。

When you travel alone, you have to stay alert at all times.
(一人旅をする時は常に身の回りを警戒しないといけません)
After I drink a cup of coffee, I feel awake and alert.
 (コーヒーを飲むと、目が覚めます)
I didn’t sleep much last night, and I’m not very alert today.
 (昨夜はあまり眠れなかったので、今日は気が緩んでいます)


 p.s.写真は明治神宮の表参道。アジアの人たちがたくさんいました。


    『紫式部 「宇治十帖」』

 道長はやがて死にます。では、それから彼女はどうしたか。やはり出家したと思います。
当時の女は、ある年齢が来たら出家するのです。
 『源氏物語』は、改めて読んで頂ければわかるのですが、源氏に愛された女、物語に出てくる女の七割が、話の途中で出家しています。
 今から千年前の女は、一夫多妻で、自分のいうことも聞いてもらえないで、女が非常に痛めつけられていた時代です。
 愛する男を自分は独占できない。そういう苦しさの中で、彼女たちがどうやって年をとろうとしたかというときに、やはり出家という道しかなかったのです。 無理に出家しなくてもいいのですけれども、物事を非常に感じる人、あるいは将来を心配する人、心がとても痛めつけられていた人たちが、自分を救うために、苦しみから逃れるために、選んだのが出家という道なのです。それでみんな出家していくのです。
 紫式部は、『源氏物語』を書く間は生きがいがありますから出家しません。 けれども、道長にも飽かれたということがわかったとき、やっぱり自分のプライドを保つために出家したと思うのです。 出家してどうしたかといいますと、嵯峨野あたりか、あるいは宇治のあたりに庵をつくって、おとなしくお経を読んでいようと思ったのではないでしょうか。
 しかし、小説家ですから、また小説が書きたくなったのだと思います。お経を読んでいても、小説の筋が浮かび上がってくる。だれかに読ませるためではなく、やはり無性に小説が書きたくなった。
 でも、そのときに、肝心の主人公である光の君はすでにいないのです。光源氏は死んでいる。
 そこで彼女が考えたのは、光源氏の子供と孫を主人公にして、匂宮と薫の恋愛問題を書くことでした。そうして書き出したのが「宇治十帖』になったのでしょう。 ですから、紫式部は気位の非常に高い人だったけれども、とにかく最後は出家したと私は考えます。「宇治十帖」に女の出家ということについての結論がちゃんと書かれているのです。
 紫式部は才能はあったけれども、いわゆる恋愛関係ではそんなに幸せな、いい思いはしていなかった。 だから、小説が書けたのかもしれません。これが非常にいい男にめぐり会って、いい結婚生活をしていたら、小説なんて書かなくてよかったのかもしれなかった。
 もしかしたら芸術の創造というものは不幸と引き換えに与えられるかもしれませんね。
    (瀬戸内寂聴)


peko さん
明治神宮も賑わっていますね。 外国人旅行者にとって、欠かすことのできない定番のスポットなのでしょうね。
2024年11月14日 14時00分
かおりん さん
どこに行ってもアジア系(特にC国)の観光客がいますね。昨日はマイナーな場所なのに、神社には観光バスできていました。
2024年11月10日 20時13分
東南アジアやインドネシアの方々が増えたような印象受けます。
地方でも同じですね。高山や松本も同様かと思います。
2024年11月10日 13時13分
ぴのみ さん
「芸術の創造というものは不幸と引き換えに与えられるかもしれません…」なんとも辛いひと言ですが、瀬戸内寂聴さんの言葉だからこそ響くような気がします。紫式部の「宇治十帖」も読んでみたいと思いました。
2024年11月10日 11時39分
pretty naoko さん
最後の言葉は寂聴さんらしい人生観のようですね。

今の時代は女性にとってとてもよいとおもいます。
仕事で才を伸ばしたい人はそれをやればよい。
それよりも趣味で豊かに過ごしたい人はその道も閉ざされたわけでもない。
要するにおきにめすままに過ごせます。
ですが、満たされてしまうと満足を得られるかは別問題。
幸せの中に満足は得られないかもしれません。
2024年11月10日 9時20分
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