Passive-aggressive(受動攻撃的な)
passive-aggressiveは腹が立つことや不満に思っていることなどのネガティブな感情をはっきりと主張するのではなく、間接的に表現することを表します。
日本語では「受動的攻撃性」と訳され専門用語として使われているため普段あまり耳にしない表現かもしれませんが、アメリカ人の会話では日常的に使われる表現の一つです。
依頼されてやりたくないことを断る代わりに延々と先延ばしを続けたり、腹を立てているのに「怒ってないよ」と言ったりなどが passive-aggressiveの特徴となります。
She’s a passive-aggressive person.
(彼女は受動攻撃的な人です)
His passive-aggressive behavior lately is really starting to annoy me.
(最近、彼の受動攻撃的な態度には本当にイライラする)
He’s being passive-aggressive and has been making excuses to avoid us.
(彼は受動攻撃的な態度を取り、私たちを避けるために言い訳をしている)
Read between the lines(その場の空気を読む)
readは本や新聞などを「読む」という意味の単語ですが、根本的な意味合いは何かを「理解」することです。
直訳で「行間を読む」となるこの表現は、文章には直接書かれていない筆者の真意を汲み取ることを意味しますが、文章に限らず人の発言に対しても用いられることから「空気を読む」と訳すことが出来ます。
I’m not very good at reading between the lines.
(私は空気を読むのがあまり上手ではありません)
If you read between the lines, you’ll understand what the author is trying to convey.
(その真意を汲み取れば、筆者が本当に言いたい事が分かります)
He talks about things in a very roundabout way and you have to read between the lines.
(彼はとても遠回しに物事を話すので、隠された真意を理解しないといけません)
Separated at birth(似ている)
直訳で「生まれた時に引き離された」となるこの表現は、本来、産まれてすぐに引き離された双子を指します。
しかし、日常会話では外見や性質、考え方や思想、好みや趣味などがかなり似ていることを表す時に使われます。
We have so much in common. We must’ve been separated at birth.
(私たちは共通点が沢山あります。すごく似ていますね)
Were you guys separated at birth? You guys are like twins.
(お二人は本当にそっくりですね。双子みたいです)
I feel like Tom and John were separated at birth. They talk and act the same way.
(トムとジョンは、話し方や振る舞い方がそっくりだ)
Incredibly(信じられないほど)
incredibleは「信じられない」を意味することから、incrediblyは「信じらないほど〜」や「とても〜」といった意味になります。
veryやreallyと同じ意味を持ちますが、より強調した意味合いがあります。
What’s up with the weather today? It’s incredibly hot.
(今日の天気どうしたの?すごく暑いね)
I had a blast in Japan. The people there were incredibly kind and polite.
(日本は最高でした。日本の人たちはみんなとても親切で礼儀正しかったです)
This soup is incredibly spicy. My mouth is on fire.
(このスープ、信じられないほど辛い。口がヒリヒリする)
Wouldn’t even blink twice(驚かない)
直訳で「目をパチパチさせない」となるこの表現は、「驚かない」や「びっくりしない」を意味します。
びっくりすると普通は直感的に瞬きをしますが、びっくりするような出来事に対して目をパチパチさせることなく冷静でいたり、何とも思わないような状態をwouldn’t blink twiceと言います。
ちなみに、“not even blink”が本来の表現ですが、強調の意味で日常会話では “twice”を加えることがあります。
Tom is always cool and collected. Even if someone tried to rob him, he wouldn’t blink twice.
(トムはいつも冷静沈着で、たとえ強盗に襲われても冷静でいるだろう)
When I told her Super Bowl tickets were starting at $5,000, she didn’t even blink.
(スーパーボウルのチケットが5,000ドルからだと言った時、彼女は驚かなかった)
I didn’t even blink when I heard the news.
(そのニュースを聞いた時、私は驚きませんでした)
p.s. 写真は皇居三の丸尚蔵館で行っていた。花鳥風月より。
現在は公家の書・絵巻・古文書、皇室の美術振興-日本近代の絵画、彫刻、工芸展です。
『宇治十帖』
「源氏物語」五四帖のうちの最後の十帖は、光源氏の死後の物語で薫大将を主人公とし、舞台が宇治であることから特別に「宇治十帖」と呼ばれています。
「橋姫」「椎本(しいがもと)」「総角(あげまき)」「早蕨(さわらび)」「宿木(やどりぎ)」「東屋(あずまや)」「浮舟」「蜻蛉(かげろう)」「手習(てならい)」「夢の浮橋」から成ります。
宇治が舞台に選ばれた訳は宇治の地は京都から南都(奈良)へ行く途中にあり、「都から古い都へ落ちる途中にある」意味から、古くから敗残者の住んだ暗いイメージを持った土地であったからか、「宇治」は、「憂(う)し」土地、つまり、わびしい・悲しい・つらい世界であったからか。
登場する八の宮は、政争に敗れた、わびしい人であり、その娘・浮舟も、つらく悲しい人生を生きたさすらいの人であったのでその印象からかもしれません。
宇治にはもう一つの顔があり、藤原道長の栄華の印である平等院、風流の源である宇治川があります。 王朝絵巻をそのまま風景にした景色が存在し、源氏物語の舞台にふさわしい所でもあったのでしょう。
大昔の美術品が、きれいな状態で保存されているのはすごいですね。
宇治十帖、読んだはずだけど、覚えていないです。薫のところはとばしたかな?
あの時代、天皇=日 皇后=月を表して、望月→満月のように三皇后が、道長の娘でうまり、妃が欠けていない
この夜(世)は、我が人生で最高の夜だ という説らしいです
随分と変わって光源氏が亡くなったあとの宇治十帖は、暗い感じなのですね。
展示内容は宇治十帖の事が中心となっていました。
宇治川の雰囲気がとてもよかったです。
外国の方が大勢来ていらっしゃいました。