まいにちイタリア語 「ローマを巡ろう!」 Lezione37
dovere の条件法現在の活用を学ぶ
Nel mondo non ci dovrebbero essere luoghi come questo.
「世界にこのような場所はあるべきではないのですが」
dovrebbero ・・・dovereの条件法現在3人称複数形
dovere は「~しなければならない」「~するべきである」と義務を表す動詞なので、 non ci devono essere で「あってはならない」「あるべきではない」という意味だが、 non ci dovrebbero essere と条件法を使うことで語調を和らげている。
またこの場合は「あるべきではないのに……でも実際には存在してしまった」というニュアンスが込められている。
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【impariamo 1】
dovere の条件法現在の活用を確認しましょう!
活用は上の表参照。
dovere の活用も、 potere と同じく少し不規則だが、不規則なのは語幹の部分のみ。
-rei , -resti , -rebbe といった語尾自体は今回も規則的。
Hai la febbre così alta? Dovresti andare dal medico.
「こんなに高い熱があるの? 君はお医者さんのところに行くべきだろう」
Dovremmo essere in ufficio entro le otto.
「私たちはオフィスに8時までにいるべきなのですが」
※ dovere の条件法を使うと、「~すべきなのだが……つまり実際にはそうしていない」「そうするのは難しい」というニュアンスを込めることもできる。
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【impariamo 2】
自分の考えや、不確かなことを表現するときの条件法の使い方を確認しましょう!
これまで自分の願望を控えめに表すときや、相手にアドバイスするとき、丁寧に依頼するときの条件法の使い方を見てきた。
今回は、自分の考えや、不確かなことを表現する使い方を確認する。
Secondo me non basterebbero tre giorni per vedere Roma.
「私が思うに、ローマを見るのに3日では足りないでしょう」
※条件法を使うことで断定を避け、あくまで個人の意見であることが示されている。
Vogliamo andare in montagna ma potrebbe nevicare.
「私たちは山に散策に行きたいのですが、雪が降りそうです」
※「雪が降る可能性があるでしょう」「降りそうです」と語調が緩和されている。
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【Proviamo!】
次の日本語をイタリア語にする。
①君はチケットを確認するべきだろう。
Dovresti controllare il biglietto.
②天気予報によると、今晩雨が降る可能性があるでしょう。
Secondo le previsioni, stasera potrebbe piovere.