Radio English Conversation
前期の総復習
Week 4 Lesson 139
助動詞
Target Forms
Key Sentence
Anything can happen.
何でも起こりえます
助動詞で最も重要な学習事項のひとつは、助動詞の織り成す
複雑な意味・使い方がすべてひとつのイメージに連なっている
のを理解することです。can のイメージは「潜在」。それが
「やろうと思えばできる 能力」、「そうした自由を持っている
許可」などにつながりますが、ここでは「〜しうる・ときに〜
することもある」。あらゆる事柄に、それが起こりうる「潜在的
可能性」が秘められている、という使い方です。
Practice
助動詞の学習でもうひとつ大切なこと。それは語順。日本語では
「〜しうる」は文末ですが、英語では動詞の前。それは「指定ル
ール:指定は前に置く」が働いているから。「happen は事実で
はなく can(しうる)の内容なのですよ」と指定するため、
助動詞はこの位置に置かれるのです。動詞の前に助動詞を正しく
置く 日本語語順のくびきを断ち切らねばなりません。
①
You can do it. あなたならそれができます
「能力」の can。「潜在」から連なる使い方です
②
You can leave at any time / borrow my car.
いつでも出発して/私の車を借りてもいいですよ
相手に内在する自由を示す「許可」。「上から下」の may の
許可よりはるかに気楽な「」表現です
③
You can't fly drones here.
あなたはここでドローンを飛ばしてはいけません
You can't は「許可しない=禁止」。単に「そうした自由がない」
を意味するため、must not の高圧的な禁止、may の権威的な禁止
より、中立的で使いやすい表現。
④
I will be able to finish this report by tomorrow.
私はこのリポートを明日までに終えることができますよ
助動詞を2つ重ね(✕)will can finish 〜 とすることはできない。
「助動詞+助動詞相当のフレーズ」のコンビネーションは、be able to
関連だけでも、may be able to(できるかもしれません)、must be
able to(できるにちがいありません)もあります。
Grammar in Action
1
この部屋はとても暑くなることがあります。もしそうなったら、ご自由に
エアコンを使ってください。
This room can get really hot. If it does, feel free
to use the AC.
can が「潜在的可能性」を表しています。get は説明型オーバーラッピング
の使い方。feel free to 〜 は「自由に〜する」
2
ペンのインクが切れたの?どうぞ。僕のを使っていいですよ
Did your pen run out of ink? Here. You can use mine.
気軽な許可を表すcan。run out of 〜 は「〜を使い果たす・切らす」
3
私たちはあとで休むことができますよ。今のところは、私たちは
動き続ける必要があります
We'll be able to rest later. For now, we need to
keep moving.
will be able to は「できるだろう」。という「1語」として
使えるようにする。for now は「今のところは・しばらくは」。
期間を表す for が使われています。