<BBCニュース12月11日>
'I want justice': Victims of Syria chemical attacks speak freely for first time
「私は正義を求める」シリアの化学兵器の被害者が初めて自由に告白
◎要旨
2018年4月7日にダマスカス郊外で妻と子供4人が化学兵器に殺傷されたことを自由に語れた男性は感情に訴えていた。化学兵器禁止団体はその日、シリアの空軍のヘリコプターが2個のシリンダーを投下し、塩素ガスをまき散らしたと報告書の中で明らかにしている。
Tawfiq Diam is emotional because it's the first time he's been able to speak freely about what happened to his family back in 2018, in Douma in the Eastern Ghouta suburb of Damascus.
"If I'd spoken out before, Bashar al-Assad's forces would have cut off my tongue. They would have slit my throat. We were not allowed to talk about it," he says.
Tawfiq's wife and his four children aged between eight and 12 - Joudy, Mohammed, Ali and Qamar - were killed in a chemical attack on 7 April 2018.
The Organisation for the Prohibition of Chemical Weapons (OPCW), a global watchdog, said in a report last year that it believed a Syrian air force helicopter departed from the nearby Dumayr air base shortly after 19:00 that day and dropped two yellow cylinders which hit two apartment buildings, releasing highly concentrated chlorine gas.
★語句
emotional感情に訴える
chlorine 塩素の
◎私見
反体制勢力を武力で屈服したアサド政権が簡単に崩壊し、本人はロシアに逃げ出してしまった。イランやレバノンのヒズボラがイスラエルへの対応に追われて、シリアを援助できなかったことが大きいが、やはり気になるのはロシアだ。ウクライナ戦争でシリアを支える力がなくなったとも思ったが、反体制派勢力側についたという噂もある。シリアにあるロシアの空軍・海軍の基地はアサド氏を追い出したシャーム解放戦線と交渉して権益確保したとも言われている。
ロシアはイスラエルとの武力衝突を避けたいから、アサド政権を見限ったと考えれば、つじつまは合うかもしれない。
歴史は繰り返すという格言があることをいいことに、勝手なことを言っているだけかもしれませんが、この比喩は多少の自信があります。
アサド氏を追い出したシャーム解放戦線はアルカイダが起源とも言われています。アメリカからすればいずれもテロリストなので、シリアに手出しできないとも言われています。
アサド氏を担ぎたい人がいない限り、復権は無理だと思います。
チューリップとビットコイン、fleuristeをinvestisseur、jardainをordinateurとする発想はなかなか面白いです!ラ・ブリュイエールの文章は確かに現代にも通じるものがあり、人の本質は変わらないものだと痛感します。
ロシアに亡命したアサド氏、どうなるのでしょうか?
また息をふきかえしたりして、恐い事です。