Upgrade Your Communication Skills
● 着地点を探る
交渉ではお互いの希望する条件には常に開きがあるので、
そのギャップをどう縮めていくかが鍵となります。
Dialogue
A: If we were to increase our order from 100 to 150
units per month, would you be ready to give us a
volume discount?
月間100台の注文を150台に増やした場合、
ボリュームディスカウントをする用意はありますか?
B: Thank you for your suggestion.
As much as we’d like to increase the number
of orders from your company, we would have to
take the risk of holding more stock, so we would
only be able to offer a 2% discount at best.
ご提案ありがとうございます。
御社からの注文を増やしたいのは山々なのですが、
より多くの在庫を抱えるリスクを負うことになりますので、
提示できる値引きはせいぜい2%程度にとどまるかと思います。
Aは、注文を増やすのを相手は喜ぶだろうという前提で、
有利な条件を引き出そうとしています。
それに対し、Bはまず Thank you for your suggestion.と
応じ、最大2%という数字を出しています。
もしかしたらBは内心は大歓迎だけれども、あまり
割引したくはないので理由をひねり出しているのかもしれません。
そこは駆け引きの世界ですね。