中国といえば4000年の味!4000年の歴史の重みが中華料理の奥深さを醸し出してますよね。というわけで今日はアメリカンチェリーの話でも(笑)。
アメリカってうまいもんが何も思い浮かばない。イギリスでさえフィッシュ&チップスがあるのに(もっともあれが美味いかといわれれば意見は分かれるだろうが)。
しかし最近ひとつ見つけた。それがアメリカンチェリーだ。あの毒々しい色で避けていたのだけど、フルーツ盛り合わせのなかに1つだけ入っていたのを食べてから先入観を後悔した。
なかでもブルックサイドチェリーとよばれるカリフォルニア州のコスタファミリーが選別したアメリカンチェリーが美味い。普通のアメリカンチェリーよりちょっと高いけどハズレが少ない。
だがアメリカンフルーツは農薬が怖い。前にレモンが農薬プールを流されているのを見てから、レモンは食べられなくなった。アメリカンチェリーもあの農薬プールを通ってくるのだろうか...。
中国4000年の食文化も様々な危機にさらされている。こっちも農薬がらみだ。毒入りギョーザ事件も記憶に新しい。
だからといって日本が安全かといえばまったくそんなことはない。ユッケで死亡事件まで起きてる。それに鳥インフル、狂牛病、そして放射能...。まったく何を食べていいのかわからない。
結局、経済中心の世の中(資本主義)がすべてを狂わせてしまった気さえする。大規模農場と広域流通が不可能だった時代のほうが地産地消が自然に行なわれ、豊かな食文化を享受できていたのではないか。
美味いものが食べたければ彼の地へ足を運ぶ必要がある。確かに不便だ。だがその不便さが豊かさだったと思える時代に入った。今後は規模から質に転換したビジネスモデルが必要になると思う。物が動かなくても人が動けばいい。
そんなことを考えながら、アメリカから輸入されたブルックサイドチェリーを今日もまた食べ続けているわけだ...。これを食べに夢のカリフォルニアまで行けるかどうかを考えながら。
味が60%悪くなっても近くで買える方が買えないよりは便利だしありがたい。
そういう面も確かにありますけどね。
大型スーパーの論理がまさにそれでしたけど結局衰退しちゃいました。
まぁでも目ざとい人はそこで第三の道を発見しビジネスにしていくんでしょう。
盛者必衰で、そうでなきゃ進歩もないですし。
そして一般大衆はますます怠惰になっていくという(笑)
まぁこれ以上進歩が必要かという議論も一方であったりして複雑な世の中...。