【多読について・その1】
多読がいいとは聞くけれど、どう始めていいかわからないという方もいらっしゃると思います。
私もそうだったんですが、試行錯誤の末、今年の2月から多読を始めることができ、
現在7冊目を読んでいます。
これまで多読についてまとめる機会がなかったので、
ここらへんで一度これまでのところを振り返ってみたいと思います。
※とは言え、私の多読はかなり自己流です。
本来の多読は、きっちりとやり方が定められています。
「多読3原則」というのがあって、
1.辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2.分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3.つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)
・・・という感じです。詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。
↓
http://www.seg.co.jp/sss/
◆きっかけ本
"Big Fat Cat and The Mustard Pie"から始まる
『ビッグ・ファット・キャット』シリーズ(全7巻)です。
http://www.studioetcetera.com/bigfatcat/
ラッキーなことに、図書館に全巻置いてあり、借りて読むことができたんですね~♪
平易な英語で書かれた、笑いあり、涙ありのストーリーも良かったんですが、
このシリーズの一番のお勧めは、第6巻"Big Fat Cat and the Fortune Cookie"の巻末に
ある読書案内です。
作者(バイリンガルの日本人です)は、日本人に洋書を読んでもらいたくて
このシリーズを書いたようなんです。
ですから、ラスト近くのこの第6巻には、
「『ビッグ・ファット・キャット』シリーズを最後まで読んだら次に読んでほしい本」
のリストが載っています。
それが参考になるのはもちろんのこと、作者は「洋書の読み方」まで
懇切丁寧に教えてくれます。
たとえば、多読のセオリー「わからない単語があっても気にせずに読む」、
これ、頭ではわかっていても、実際に読んでみて本当に大丈夫?
途中でわけわかんなくなったりしない?・・・って、不安になりますよね。
そんな不安も、これを読めば解消しました。
ちょっとうろ覚えなんですが、
物語の中には、重要なところとあまり重要でないところがあって、
あまり重要でないところは飛ばし読みしても、全体に大きな影響はない。
重要か、あまり重要でないかは、読めば必ずわかるようになっている。
とまあ、そんな感じだったと思います。
他にもいろいろ読み方のコツは書かれていますが、
実際の『ビッグ・ファット・キャット』の内容をそのまま例として使っているので、
すごくわかりやすく、いちいち納得させられます。
・・・追記・・・
「洋書の読み方」について書かれているのは第6巻ではなく、
第3巻"Big Fat Cat and the Ghost Avenue"でした。
・・・追記終わり・・・
シリーズの第0巻とも言うべき『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』
も読んだんですが(やはり図書館で借りて(笑))、
その中にもなかなかいいことが書かれていました。
覚えておきたいと思って写し書きしてあるので、そのまま引用します。
「読む」ことは蓄積することです。インプットしていくことです。無理に覚えようとしなくても、読み続けていれば、フレーズや言い回しや無数の単語を自然に記憶してしまいます。それは多くの場合、憶えたという自覚もない「無意識の記憶」です。こういった「無意識の記憶」でなければ、言葉は身に付きません。意識して思い出さなければいけないような記憶は、人間の思考スピードやしゃべる速度についていけないからです。
「読む」ことだけをしていれば、「聞く」「書く」「話す」ということは自然についてきます。ちょうど毎日聞いている曲のメロディーが、ある日、自然と口から漏れ出てくるように。それはつまり、吸収し続けた結果、吸収したものが多くなり過ぎて「溢れ出した」ということです。
英語力をUPするために、なぜ多読が必要なのか?という問いに、
明解に答えてくれていますね。
正直、「聞く」「話す」についてはリスニングなんかも必要でしょ、とは思いますが、
「アウトプットするにはまず、自然と溢れ出すまでインプットすること」
という理屈には、深く納得です。
さて、洋書の多読を始めるぞ!という心の準備は整いました。
・・・To Be Continued・・・
【フランス語メモ】
英語で会話文などに用いられるクォーテーションマーク("など)って、
フランス語では < > や << >> になるのですね。
Nicさんのおぼえた日記/mypage_168820/diary/2012-05/09.html
を読ませていただいて疑問に思い、調べてみたらわかりました。
本1冊あればいいんですから、いつでもどこでも、気軽にできちゃいますし。
貧乏性な私は「途中でやめるなんてもったいない!」と思っちゃうんですけど、
「途中でやめてもいい」って確かに、気分的には楽かもですよね^^
この季節、ガーデニングが楽しい時期ですよね。
ついつい気分が乗って頑張り過ぎちゃったんでしょうか?
多読は、7冊と言っても子供向けの本ばかりなんですよ。
ものによっては1週間もあれば読めてしまいます。
たくさん読むことで、英語的な文の流れを体感していけば、
リスニングもしやすくなっていくんじゃないかと期待しています。
またおいおい、どんな本を読んだかも紹介させてもらいますね。
で、辞書ですが、私も基本は「引かない」なんですけど、
どうしても気になる単語は調べちゃっています。
そのへんが、自己流なんですよね~。へへ。
こちらこそ、ご挨拶が遅れてしまって、すみません。
『ビッグ・ファット・キャット』シリーズは、多読を始めたいときには
本当にお勧めです。でも、全巻そろえようと思うと結構な出費で・・・(笑)
図書館で借りられれば、ラッキーですよね♪
私はフランス語を始めたばかりなので、フランス語の先輩方の日記を読んで
少しずつフランス語もインプットしようと思っています。
よろしくご指導くださいませ。
『世界一簡単な英語の本』は、学校で習ったような文法用語を使わずに
英語のしくみを簡素化して説明している本です。
私は「名詞」「be動詞」といった文法用語に慣れてしまってるので、
この英語の説明の部分は「そういう考え方もあるかな」ぐらいの感じで
さらさらと読んじゃいました。
でも、ところどころ「なるほど!」と思えることも書かれていて、面白かったですよ。
"Big Fat Cat and The Mustard Pie"もぜひ読んでみて下さいね♪
どれだけ本を読まなきゃいけないの? と気が遠くなるかもしれませんが、
これもやはり「毎日の積み重ね」が大事なんですよ。
一日10分でも5分でもいいので、毎日英文を読む。
これを習慣にしてしまえば、しめたものです♪
ありがとうございます。
どうしてもわからない単語が気になりますが、いつかどこかでまたその単語に会うだろう、と考えることにします
多読をどう始めたらよいかわからない一人だったので、とても参考になりました。ありがとうございます!
早速図書館で『ビッグ・ファット・キャット』シリーズを借りて読みたいと思います。
お礼が遅くなりましたが、日記のフォローありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
うれしい!
早速『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』を予約しました。
読むのがとっても楽しみです。
紹介してくださってどうもありがとうございます!
この文章を読んだとき、「あ~、私がたりないところはまさにこれだ!!」
とすごく納得しました。
いつものことですが、本当に勉強になります!有難うございました!!