昨日の日記にMilkyWayGalaxyさんがコメントをくださったので、お返事に書きかけているのだけれど、単語を覚える時の語呂合わせ、私は怖くてできないのだ。
ロシア語を習い始めた頃、
「振り仮名ふるのは禁止!」
「語呂合わせ?発音悪くなりますからね!」
と言われ、授業の最初は前回の復習のテスト(口頭のことが多い)で毎回泣きそうになっていた。
ほんとに黒田先生は怖かった。
その頃からのプレッシャーのおかげで、「窓はアクノー」とかは反射的に拒絶する感覚がついてしまった。
だからと言って格別発音がいいというわけでもないだろうけど。
結局、語彙を増やすのにコツはない(少なくとも私は知らない)ので、地道にがんばるしかない。
その際は書いて、声に出して、それをイメージしながら覚えこむ(井上先生流)。
単語帳は名詞用と動詞用のを手作りしていて、授業で変化や活用がとりあげられたものは帰り道に復習できるようにしている。
名詞用は格変化が書けるように、動詞用は活用と対応の動詞(完了体・不完了体や定動詞・不定動詞など)が書けるようにしている。
(最初、形容詞のも作ったが、形容詞は変化のパターンが少ないので、あまり使っていない。)
とはいうものの、語彙はそんなに多くないと自覚している。
まだまだ道は遠い。
黒田先生と言えば、白水社の『ロシア語のかたち』は新版が出ています。
旧版のミニCDに入っていた音源はこちらで聴けるみたいです。
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08641
柔和とか穏やかっていうのではないですね。
小気味よく、鋭い感じです。
間違うと皮肉言いまくりでしたよ。「ブルガリア語なら合っていますが」とか。
しかし、一人ひとりにきめ細かく世話を焼いて下さるというのはほんとうです。
『外国語の水曜日』や『僕たちの外国語学部』などに詳しく書かれていますが、
・打てば響くような、飲みこみが早くて、途切れなくジョークを言うヂュンくん
・一見おしゃべりではなく、付き合いづらく見えるけれど、地道に努力することに関しては天才的なアンドレイくん
・変な理屈を言いたてるけれど無類の文学好きのサーシャくん
それぞれの個性に合わせて楽しく続けられるように教え方もいつも工夫していらっしゃいます。
私に関しては
★歯を食いしばってするような努力は嫌い(だからやらない)
★でも楽しいことなら時間を忘れて没頭する
★狭く浅い知識関心が突然濃くなることがある
★頭のいい人と一緒にいるのが好き
といった特徴をつかんで、それに合った指導をされていたのだと思います。
コメントをありがとうございます。
黒田先生は厳しかった(毎回テストで泣きたくなった)けれど、あの絶妙の話術で楽しく学べました。
一緒に学んだクラスメイトもいい人たちばかりで、とてもいい思い出です。
そうですね。
私は高校~大学時代、英語が嫌になっていたので、当然語彙も貧しく、英語の知識はあまり足がかりにはできなかったし、していませんでした。
却ってそれでよかったかもしれないと思っています。変に英語訛りにならないですんだので。
黒田先生はそうではないのですが、時々「英語では~ですね」という説明をされると、私は混乱してしまい、あんまりありがたくはないのです。
私自身はロシア語はそのまま覚えたほうがわかりやすいので。
でも、クラスメイトには、「英語でこういうからロシア語にはこう応用すればいいのか!」ということを、ものすごい猛スピードで実践している人もいて、傍で見ていて感嘆していました。
結局、自分に合った方法を見つけることですよね。