語学に王道はない。
というか、地道に基礎練習をすることこそが王道だ。
というのは言い古されてきたことで、実際そうだと思う。
語彙を増やすにしても、使える表現を身につけるにしても、結局は繰り返して自分のものにしていくしかない。
便利なものに頼らず(使うな、というのではない)、自分の口で発音し、自分の手で書く。
それを続ける。
華やかに活躍しているあの先生もこの先生も、きっとそれを怠らなかったのだ。
音読100回、騙されたと思ってやってみろ、と言われてやってみた。
ほんとうだった。
という話をネット上の某掲示板で見たこともある。
音読100回については私も中学校の頃やったことがある。
でも、恥ずかしいことに私の場合は飽きて英語が嫌いになっただけだった。(その英文も全然覚えていない。)
確かに繰り返しが大事なのだけれど、問題は飽きてしまうこと、つまらなくなってしまうこと、苦痛になってしまうこと。
またまた黒田先生がおっしゃっていたことを披露する。
「音読するにも聞かせる相手がいた方がいいのです。
一人で読んでいると、棒読みになりがちですからね。
これは語学を身につけるのにシュリーマンが用いた方法です。
彼は7カ国語を身につけたと言われていますが、ロシア語を勉強する時には周囲にはロシア語が話せる人は全然いなくて話しかける相手を見つけることができず、お金を払って人を雇い、(ロシア語が全然わからない)その人に向かってとにかく覚えたロシア語で話しかけるという方法をとったそうです。
皆さんならどうします?
ご家族の方がつきあってくれたら、それにこしたことはないですが、ペットでもいいんですよ。
相手が嫌がらなければね。
うちではウサギを飼っていたので、そのウサギにロシア語で話しかけていました。
妹は中国語を勉強していたので、中国語を聞かせていました。
親父はもちろん落語を聞かせていましたよ。」
プロの落語家の噺を聞かされ、語学の先生の卵のロシア語のシャワーを浴びていた、黒田家のウサギさん。羨ましい?!
ああ、先生。
それなら先生に言われるまでもなく、うちのこ(猫です)に毎朝Доброе утро, милая!ってあいさつしていましたよ。
今日の映画のタイトル
↑のお話関係なく、「ザ・ダブル/分身」«Двойник»
ドストエフスキー原作のイギリス映画。
ちなみに、「ベルトルッチの分身」のロシア語タイトルは«Партнёр»というらしい。
精力的に学んでいらっしゃるのですね!
動詞の使い分けは難しいけれど、まずは基礎から固めるのが大事ですね。
特に運動の動詞については、何度でも復習しないと・・・。
私の場合、覚えにくさには長さはあまり関係なくて、短い単語でも何度でも同じのを辞書で引く(チェックした印があってショック!)ことが多かったです。
全然進歩していないようで不安になりました。
半年くらい経ってから「お誕生日おめでとう」みたいな挨拶がようやくすらすら言えるようになって、「ああ、やっぱり進歩している!」と自画自賛したものでした。
Вперёд!!