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Kocmocさんの おぼえた日記 - 2013年10月5日(土)

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おぼえた日記

2013年10月5日(土)のおぼえた日記

ロシア語例文集‏より
[例] Отсутствие результата − тоже результат!
[訳] 結果が出ないのも結果だぞ!

かなり長々と書いていたのが消えてしまってショックだ。

ロシア語は偶然に始めた。
始めたらとても楽しかった。
だから続いた。

ロシア語を習い始めてから、ロシアのこと、旧ソ連圏のことに関心が向くようになって、ニュースが流れていれば耳をそばだて、チャイコフスキーとムソルグスキーくらいしか知らなかったクラシック音楽もコンサートに行くようになり、本は片っぱしから読むようになった。

誰に言われたわけでもなく、ただそうしたかったから気の赴くままそうしていたのだけれど、結果的にそれは正しかったようだ。
(そのうち、いろいろ好き嫌いが出てきて、読むものも選ぶようになったが、最初の数年はほんとうに手当たり次第だった。)

2002年11月に黒田先生がなさった講演の記録を読みなおしていた。
こんなことが書かれている。

・好き嫌いを言わず何でも覚えないといけない。最低二千語くらいは文句を言わずに覚えましょう。今すぐ始めよう。

・本を読もう。本を読むのは時間がかかる。関心があることはこつこつ読んでいったらよい。
文庫を全部読もうとすると4年くらいかかる。今すぐでも読み始めたらよい。

・文学はやはり教養。何を読んだらいいかは皆さんにお任せするが、勧めるのはやはり文学。もう一つは歴史。
(耳が痛い・・・。授業中、農奴解放のことを全然知らなくて、先生やクラスメートを驚かせた経験あり。)

ロシアについて、好きな人、詳しい人は、ほんとに凄いが、私の場合、普通よりちょっと低い方だったと思う。
特に歴史には疎かった。
政治や経済は今でも苦手だ。
比較的文化面はいいが、ドストエフスキーとかまるで読んでいなかったしなあ。
(今でも読んでいない作品がたくさんある。)

で、話が一昨日・昨日の語彙の増やし方に戻るけど、ロシア語を始めた頃は、文字を覚えるのも単語を覚えるのも、ただただ楽しくて苦にならなかった。
若かったからだろうけど、毎日夜中まで勉強していた。
楽しかった。
黒田先生に習い始めた頃は単語テストが苦痛ではあったけど、授業は楽しかった。
授業の後、先生やクラスメイトがいろいろな知識や情報を授けて下さるのもありがたかった。
今ちょうど、雑誌「ユリイカ」最新号が武田百合子特集だけど、「あれはいいよねえ」と黒田先生が勧めてくださって、クラスメイトの一人が貸して読ませてくれた百合子の『犬が星見た』、懐かしく思い出す。もう一度読もう。
ある程度、ロシアのことを知ってからは、ああ、この言葉はチェーホフに出てきたな、とか、ガイダイの映画のセリフにあったな、とか、わかるようになって、なおさら楽しくなった。

思うに、中国語やコリア語は、発音がめちゃくちゃ難しいのに加えて、こういう楽しみを得ることができなかった。
特に朝鮮の歴史や文学の素養が全然ないのに我ながら呆れる。お隣の国なのに・・・。
ロシアの文豪の名前は(読んでいないにせよ)簡単に10人は挙げられるのに、朝鮮の人は一人も知らない。中国の文学者についてもかなりやばい?!(詩人を入れてようやくクリアできるくらいだけど、現代の人を全然知らないのは問題だ。)

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